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「街の書店」
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「街の書店」

2024-03-08 07:00

     グローバルとローカルの二極化が進んでいる。

     町の精肉店で肉を買う生活を始めて14年になる。近所にスーパーがないわけではない。でも、大量生産でパック詰めされた肉と精肉店の肉とでは圧倒的に鮮度が違う。たとえば豚肉。パック詰めされたものが酸化で暗い赤に変色しているのと比べて精肉店のものは薄紅色だ。それは注文してから目の前で指定の厚さにカットしてくれるからでもある。かといって価格が格段に高いわけでもない。「おまけね」と端物を入れてくれたり、閉店間際には「コロッケとメンチカツおまけね」と惣菜をつけてくれたりすることを思うとむしろ割安だと思う。付け加えるなら、包装にプラスチックを使ってもいないので環境にもいい。

     
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