小原信治さん のコメント
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中国山地の空谷地区というところにある棚田から、新米が届いた。すぐに電話でお礼を伝えると「いやぁ、ほんのお裾分けですよ」という嬉しそうな声が返って来た。この棚田米を栽培されている堂願さんは農家ではない。普段は広島市内で老舗レコード店を経営されている方だ。コンサートの仕事を通じて出逢わせて頂いてから早いもので 6 年のおつきあいになる。お互いエンターテインメントを生業としながら、畑を耕しているのが共通点だった。
関係ない話なんかではないと思いますよ。文字通り「根を張っている」大地があるのは羨ましいし、そこを守り続けておられるのは素晴らしいことです。僕の血縁にはそういう故郷の大地がありません。僕が知る限り、祖父母の代からずっと根無し草のような暮らしです。そのことも今、僕が大地に「根を張った暮らし」を追い求めている理由なんだと思います。
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