━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
マクガイヤーチャンネル 第227号 2019/6/26
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

おはようございます。マクガイヤーです。

相変わらず『Fallout 76』をプレイし続けています。

Amazonで1/3以下まで値下がりした本作ですが、度重なるアップデートで初期とはほとんど別ゲームのようになりました。「Nuclear Winter」というバトルロイヤル――つまり本当に別のゲームが1本まるごとついたりもしました。皆さん、プレイするなら今ですよ!




マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。



7月7日(日)19時~「漫画家漫画のメタとネタとベタ」

『バクマン』『アオイホノオ』『かくかくしかじか』……ゼロ年代の後半以降、漫画家を目指す過程や道程をテーマとした漫画――「漫画家漫画」の名作が次々と誕生しています。中には知名が低かったり、それとは気づかない形で発表されていたりする「漫画家漫画」も存在します。

そこで、「漫画家漫画」の成り立ちや意味合い、個々の作品の魅力について紹介するような放送をお送りします。

ゲストとして編集者のしまさん(https://twitter.com/shimashima90pun)に出演して頂く予定です。



○7月21日(日)19時~「ピクサーの私小説としての『トイ・ストーリー』」

7月12日(金)よりピクサーの新作『トイ・ストーリー4』が公開されます。

誰しもが完璧な結末と感じた『トイ・ストーリー3』のまさかの続編です。

しかし、『3』を観た自分は、この展開を薄々ながら予想していました。ピクサーは常に変化しています。『3』にはそれまでのピクサーの変遷が詰まっていました。血を分けた兄弟といえるディズニー・アニメーション・スタジオはピクサーにとって最大のライバルとなり、ジョン・ラセターはセクハラにより退社しました。『トイ・ストーリー』はピクサーが存続する限り作られるのかもしれません……というような解説をする放送を行ないます。

アシスタントとして、声優の那瀬ひとみさん(https://twitter.com/nase1204)に出演して頂く予定です。



○藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本の通販しています

当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。

https://macgyer.base.shop/items/19751109



○『やれたかも委員会』に取材協力しました。

『やれたかも委員会』(https://note.mu/yoshidatakashi3/n/na63c34ee5adc)の「童貞からの長い手紙」に取材協力しました。単行本1巻分のエピソードになるそうです。

ちなみに基になったお話はこちら

https://ch.nicovideo.jp/macgyer/blomaga/ar1011063





さて、今回のブロマガですが、「これからのMCU」について書かせて下さい。



●これからのMCU

5月5日に「『アベンジャーズ/エンドゲーム』と2019上期アメコミ映画完全解説」を行いましたが、その際に話したりなかったネタがあります。

「これからのMCU」についてです。


まず6月28日に『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が公開されますが、まず間違いなく面白いであろう本編のことは脇に置いておいて、注目したいのはエンドロール後の映像です。ポストクレジット・シーンと呼ばれることもありますね。

MCUのお楽しみの一つとなっているポストクレジット・シーンですが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』にはこれがありませんでした。数十の映画群を一つの作品とするのが特徴のMCUですが、ポストクレジット・シーンには予告編的な意味合いがありますので、一つの「区切り」を強烈に意識させられる『エンドゲーム』にこれが無いことをすんなり受け止めた観客も多かったと思います。

ですが、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』には絶対にエンドロール後の映像があり、今後のMCUに対して強烈な期待を抱かされるようなものになるはずです。予告編を観る限り、ゲスト(もしくはヴィラン)のミステリオが別のユニバース出身であるとアナウンスされていることから、エンドロール後の映像は、別のユニバースのヒーローあるいはヴィランの存在を暗示するようなものになると思います。



●当然やるだろう続編

さて、「これからのMCU」ですが、当然やるであろう映画があります。既存の個別ヒーロー映画の続編です。

MCUの作り手たちは、『スター・ウォーズ』『ロード・オブ・ザ・リング』のように、三部作を一つの単位として考えているフシがあります。「三部作」が映画シリーズを作る上で歴史的におさまりが良い(良かった)ことを知っているからです。

『アイアンマン』『キャプテン・アメリカ』『マイティ・ソー』も三部作でした。『アベンジャーズ』も、『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』を一繋がりと考えれば三部作です。


『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(GofG)』の三作目は既に製作がアナウンスされていますが、『アントマン』『スパイダーマン』の三作目も作られるでしょう。ソニーとマーベル・スタジオの業務提携は『ファー・フロム・ホーム』で一段落すると報じられていますが、ここまで成功して、『アベンジャーズ』にもガッチリ関わっているヒーロー・コンテンツを二作目で終了させるとは考え難いです。『ブラックパンサー』『キャプテン・マーベル』『ドクター・ストレンジ』も二作目・三作目が作られるでしょう。

スパイダーマンのクローンであるスカーレット・スパイダーをアンドリュー・ガーフィールドやトビー・マグワイアが演じるというのが一番面白いメタネタだと思うのですが、これを先に実現するのはアニメ『スパイダーバース』なのかもしれません。


更に、『エンドゲーム』を観た限りでは、『マイティ・ソー』三作目で個性派俳優として開眼したクリス・ヘムズワースは、アドリブ演技でキャラクターを作り直したソーをまだまだ演じ足りない感じでした。クリヘムの気持ちの持って行き場所が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』三作目になるのか、『マイティ・ソー』四作目になるのか、はたまたヴァルキリーやコーグやミーク、シフやヘイムダル、別ユニバースのロキや浅野忠信も合流する『アスガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』になるのか……まったく分かりませんが、なんとしてもトム・ヒドルストンには出て欲しいところですよね。



●アナウンスされている新作

『GofG』の三作目以外に、幾つかの新作が制作されることが報道されています。


まず、『ブラック・ウィドウ』の単独映画です。『エンドゲーム』を観た方なら分かると思うのですが、これは若き日のナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウを描く映画になるといわれています。


また、サノスが属している(いた)超人類種族を描く『エターナルズ』が製作されることも報道されています。おそらく、本作でフェイズ4やフェイズ5のラスボスやキーマンとなるキャラクターの誕生や存在が描かれるのではないかと思います。