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【第226号】河森正治EXPOに行ってきました
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【第226号】河森正治EXPOに行ってきました

2019-06-19 07:00
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    マクガイヤーチャンネル 第226号 2019/6/19
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    おはようございます。マクガイヤーです。

    前回の放送「最近のマクガイヤー 2019年6月号」は如何だったでしょうか?

    お友達の中村さんに津原泰水作品を紹介して頂いたりして、充実の放送になりました。

    『海獣の子供』『ムシヌユン』は同じ話」について触れられたのも良かったです。是非ともSTUDIO4℃には『ムシヌユン』を同じクオリティでアニメ化してほしいところです。



    マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。



    7月7日(日)19時~「漫画家漫画のメタとネタとベタ」

    『バクマン』『アオイホノオ』『かくかくしかじか』……ゼロ年代の後半以降、漫画家を目指す過程や道程をテーマとした漫画――「漫画家漫画」の名作が次々と誕生しています。中には知名が低かったり、それとは気づかない形で発表されていたりする「漫画家漫画」も存在します。

    そこで、「漫画家漫画」の成り立ちや意味合い、個々の作品の魅力について紹介するような放送をお送りします。

    ゲストとして編集者のしまさん(https://twitter.com/shimashima90pun)に出演して頂く予定です。



    ○7月21日(日)19時~「ピクサーの私小説としての『トイ・ストーリー』」

    7月12日(金)よりピクサーの新作『トイ・ストーリー4』が公開されます。

    誰しもが完璧な結末と感じた『トイ・ストーリー3』のまさかの続編です。

    しかし、『3』を観た自分は、この展開を薄々ながら予想していました。ピクサーは常に変化しています。『3』にはそれまでのピクサーの変遷が詰まっていました。血を分けた兄弟といえるディズニー・アニメーション・スタジオはピクサーにとって最大のライバルとなり、ジョン・ラセターはセクハラにより退社しました。『トイ・ストーリー』はピクサーが存続する限り作られるのかもしれません……というような解説をする放送を行ないます。

    アシスタントとして、声優の那瀬ひとみさん(https://twitter.com/nase1204)に出演して頂く予定です。



    ○藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本の通販しています

    当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。

    https://macgyer.base.shop/items/19751109



    ○『やれたかも委員会』に取材協力しました。

    『やれたかも委員会』(https://note.mu/yoshidatakashi3/n/na63c34ee5adc)の「童貞からの長い手紙」に取材協力しました。単行本1巻分のエピソードになるそうです。

    ちなみに基になったお話はこちら

    https://ch.nicovideo.jp/macgyer/blomaga/ar1011063





    さて、今回のブロマガですが、河森正治EXPOを観覧してきましたので、そのレポートをさせて下さい。



    ●河森正治EXPOとは

    先日、東京ドームシティで開催されていたアウトサイド・ジャパン展について書きましたが(https://ch.nicovideo.jp/macgyer/blomaga/ar1765659)、同じギャラリーアーモでその次に行われている展覧会が「河森正治EXPO」です。

    河森正治のプロデビュー40周年を記念しての展覧会で、「これまで携わった作品のデザイン画、絵コンテ、アイデアノートなど数百点以上を大集結! 河森ならではの独創的な新作映像などを展示」するそうです。


    自分が行った日は、たまたま東京ドームでサザンオールスターズのライブが開催されていました。更に、たまたまライブ開場時間に後楽園駅を降りたのですが、ライブ開催をまったく知らず、

    「河森正治展にこんなに多くの人が行くのか!

    おっさんが多いのは納得だけど、おばさんもこんなに来るのか!」

    ……と驚いてしまったことは内緒です。


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    ……やはり、河森正治展に来るような人たちは、普段コミケやワンフェスでみかけるような人たちばかりでした。少し安心しつつ、チケットを買って入場します。


    チケットは2種類あります。「K-40ドームシアター」なる劇場の入場券が付いているものと、ついてないものです。

    せっかくなのでドームシアター付き入場券を買って入場します。

    約4分間の映像作品なのですが、ドーム上のスクリーンに『マクロス』『アクエリオン』『パンドーラ』等の河森作品が女性ボーカル曲と女性声優オペレーターの台詞と共にスパロボバトルをするという、これぞ河森サテライト作品と唸ってしまうものでした。

    まさか座布団に座らされるとは思いませんでしたが、混雑しても観やすいようにという配慮なのかもしれません。



    ●メカと美少女

    映像作品を見終わってドームシアターを出ると、様々な立体作品がおでむかえです。


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    バンダイのDX超合金を贅沢に使ったバルキリー→バトロイドの変形シークエンス展示。


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    壁に貼り付けられた各種バルキリーの展示


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    大型のバトロイドやニルバーシュ等のロボット展示


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    スマホで撮ると火花表現がリアルにみえるアスラーダの展示。


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    そして美少女フィギュア展示と、盛りだくさんです。


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    天井からはこれまで河森正治がデザインしてキット化されたプラモデルの箱が塊となって吊るされています。種類だけでいえば、大河原邦男よりも多いかもしれません。


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    更に、パチンコ台まで展示されています。河森正治はパチンコ台の演出やギミックも監修しているそうですが、最近の『マクロス』も『エヴァ』『まどマギ』もパチンコマネーでできているんだよ、というメッセージを勝手に感じとってしまいます。


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    それにしても、この展示をみてどうしても思ってしまうのは、このような「メカ」と「美少女」の組み合わせを堂々と始めたのは『マクロス』であったこと――つまり河森正治がこの組み合わせをはじめた人たちの一人だったということです。

     
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