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【第271号】『やれたかも委員会 童貞からの長い手紙』とあとがきと添島先輩
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【第271号】『やれたかも委員会 童貞からの長い手紙』とあとがきと添島先輩

2020-05-13 07:00
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    マクガイヤーチャンネル 第271号 2020/5/13
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    おはようございます。

    先日の放送「『やれたかも委員会 童貞からの長い手紙』完結記念 吉田貴司と童貞賛歌」は如何だったでしょうか?

    著者の吉田貴司先生としまさんをお迎えして、童貞話というか恋愛話で盛り上がりました。吉田貴司先生の各作品は現在様々な電子書籍ストアでセール中だそうです。




    マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。



    ○5月18日(月)19時~「いまだから知りたいPCRの過去・現在・未来」(『イップ・マン 完結』が公開延期となったため、企画変更となりました)

    新型コロナウイルスの流行以来、PCRという言葉をニュースで聞かない日はありません。しかし「PCR」という言葉を口にする政治家やテレビに出演する医師のうち何人がPCRの仕組みについて理解しているのでしょうか。一方で、PCRは高校生物の教科書にしっかりと載り、高校生が学生実験としてPCRを行ったりしています。

    そこで、キャリー・マリスによるPCR法の発明からその応用、ウイルス検査やDNA鑑定での使用の実際、応用や将来の可能性までを解説するようなニコ生を行います。

    ゲストとしてお友達で編集者のしまさん(https://twitter.com/shimashima90pun)をお迎えしてお送り致します。



    ○6月8日(月)19時~「分断の時代のウォッチメン」

    HBO製作のドラマ版『ウォッチメン』がスターチャンネルで配信されています。また、6/3にはブルーレイやDVDが発売され、ワーナーのサイトではデジタル先行配信もされています。

    このドラマ版『ウォッチメン』、アメコミの『ウォッチメン』を原作としつつもザック・スナイダーが監督した映画版『ウォッチメン』のようにそのままの映像化ではなく、34年後(つまり「いま」)の架空世界を舞台にした続編のようなドラマとなっています。映画版『ウォッチメン』公開時にアラン・ムーアが「いま映画化するなら冷戦にこだわらず現代を舞台とすべきだ」みたいなことをいっていましたが、それへのアンサー・ソングのようにも思えます。今回もアラン・ムーアは原作クレジットを拒否していますが、はっきりいって面白いです。

    そこで、原作コミック、映画、『ビフォア・ウォッチメン』や『ドゥームズデイ・クロック』などの関連作に触れつつ、ドラマ版『ウォッチメン』を特集する放送を行ないます。

    ゲストとしてアメコミ翻訳家の御代しおりさん(https://twitter.com/watagashiori)をお迎えする予定です。



    ○6月29日(月)19時~「最近のマクガイヤー 2020年6月号」

    詳細未定。

    いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。



    ○藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています

    当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。

    https://macgyer.base.shop/items/19751109


    また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。

    https://macgyer.base.shop/items/25929849


    合わせてお楽しみ下さい。




    さて、今回のブロマガですが、やはり『やれたかも委員会 童貞からの長い手紙』について書かせて下さい。



    ●あとがきについて

    自分がブロマガに書いた『童貞からの長い手紙(https://ch.nicovideo.jp/macgyer/blomaga/ar1011063)』を「やれたかも話募集」に送り、漫画作品となるまでの経緯は番組でお話した通りです。今メールをチェックしたら2016年、4年前のことですね。

    「やれたかも委員会」の一編になるには明らかに長すぎると分かっていたものの、せっかく書いた自分の思い出話――童貞話が、『やれたかも委員会』の作者が読んだらいったいどんな風に思って貰えるのか、と思って送ったわけです。なので、長くて採用は難しいのですが面白く読みました的な好評価な返信を頂いただけで満足でした。

    というのは、『やれたかも委員会』の本質はあくまでも「やれそうでやれない話」で、つまりはモテない童貞賛歌で、非モテ(この言葉もニュアンスが変化しましたが、単にモテないことを意味してるとご理解下さい)男性や童貞をテーマにした自分のエピソードのテーマを理解してくれると思ったからです。稀に女性視点のエピソードが描かれますが、その際に委員会の3人全員が「やれた札」を挙げるのも、そういったことの裏返しであると思っていました。


    吉田先生が原作を務めた『シェアバディ』にも同様のことを感じました。主人公は38歳で女性と付き合った経験のないモテない男性――つまりは童貞か素人童貞で、意識がイケメン大学生の身体の中に入り込んで脱童貞(もしくは脱素人童貞)を目指す話だからです。これは童貞賛歌以外の何物でもないではありませんか。


    だからその2年後、2018年の末くらいに、吉田先生から採用したいという連絡が来たときは驚きました。しかも1巻まるごと自分のエピソードになるというではないですか。思いがけない嬉しさでいっぱいでした。

    その時は、執筆に1年数ヶ月かかるとは思いませんでしたが、はっきりいってもの凄く面白い作品になりました。自分が書いたブロマガのうち分り難い部分は整理され、無意味な同期や先輩への悪口は省略され、非モテや童貞というテーマにフォーカスされ、月満子の童貞賛歌ぶった斬りとその後の展開には泣きました。やはり吉田先生とは通じ合っているのだなと感じ入りました。


    ところが、番組の準備段階で4巻の電子書籍版を拝見し、あとがきを読んで驚きました。

     
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