おはようございます。マクガイヤーです。
『ゴジラ-1.0』と『君たちはどう生きるか』がアカデミー賞を獲りましたね。
山崎貴映画が嫌いなおれですが、原稿読みながら馴れない英語でスピーチする姿には好感持ってしまいますね。いい人なんでしょう。
マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。
〇3月17日(日)19時~「『ボーはおそれている』と21世紀ホラー・スリラー映画」
2月16日よりアリ・アスター監督の新作『ボーはおそれている』が公開されます。『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』に続く、アリ・アスター監督の長編映画第三作です。
『ミッドサマー』が日本でヒットしたこともあり、『ボーはおそれている』も公開前から話題沸騰中です。また近年、ジョーダン・ピール、ロバートエガース、デヴィッド・ロバート・ミッチェル、タイ・ウェストといった、A24(やブラムハウス)が製作するホラーやスリラー作品が、ジャンルの枠を超えた評価や興行収入を獲得しています。
そこで、現代のホラー・スリラー映画という観点からアリ・アスターと『ボーはおそれている』を語るようなニコ生を行います。
ゲストとして声優の那瀬ひとみさん(https://twitter.com/nase1204)をお迎えしてお送り致します。
〇4月7日(日)19時~「21世紀のオーバリズム勇者! スーパーリアルロボットアニメとしての『勇気爆発バーンブレイバーン』」
1月11日よりテレビアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』が放送されています。視聴者、というかアニオタの期待やジャンルのクリシェを、斜め上に裏切ったり逆に利用する展開や描写で、SNSでは人気爆発中です。今後、更に視聴者の予想や期待を裏切るような展開や、ホモフォビアを回避するようなブレイバーンの謎が明かされることが期待されます。また、監督の大張正己が過去に手掛けた勇者シリーズやスーパーロボット大戦、シリーズ構成を務める小柳啓伍の過去作品との類似点や相違点なども気になるところです。
そこで、大張正己や小柳啓伍のフィルモグラフィーを振り返りつつ、『勇気爆発バーンブレイバーン』の魅力に迫るようなニコ生を行います。
ゲストとしてお友達の虹野ういろうさん(https://twitter.com/Willow2nd)をお迎えしてお送り致します。
〇4月29日(月)19時~「最近のマクガイヤー 2024年4月号」
・時事ネタ
・『ロードハウス/孤独の街』
・『シティーハンター』
その他、いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。
〇藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています
当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。
https://macgyer.base.shop/items/19751109
また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。
https://macgyer.base.shop/items/25929849
合わせてお楽しみ下さい。
さて、本日のブロマガですが、鳥山明について書かせて下さい。
●鳥山明の衝撃
漫画家の鳥山明(敬称略)が1日に亡くなっていたことが発表されました。68歳です。急逝といって良いでしょう。発表されたのが3月8日で、奇しくも水木しげるの誕生日と一緒でした。水木しげるのように100歳近くまで悠々自適の人生を送って欲しかったのですが、残念でなりません。死因は急性硬膜下血腫だそうで、2月に脳腫瘍の手術を受ける予定だったという報道もありました。詳しいところは今後明らかになってゆくのでしょうが、明らかになったとして、鳥山明が生き返るわけじゃないし、鳥山明の漫画やイラストやキャラクターデザインの新作がみられるわけじゃないし、ただ空しいだけという気もします。
一方で、ジャンプの公式サイトに追悼文が掲載されているのですが、桂正和のそれが巨匠や偉人に対するものではなく、同世代の尊敬する友人に対するもので、泣けてしまうところです。
https://www.shonenjump.com/j/2024/03/08/240308_oshirase.html
1980年に『Dr.スランプ』の連載が開始された時、自分は5歳でした。なので、漫画史においてどれだけ衝撃的だったかは実感できていなかったのですが、他の漫画と絵が全然違うのはよく分かりました。
漫画好きの父や従兄弟がこぞって買い、家には自然と『Dr.スランプ』の単行本が全巻揃っていました。アニメが鳴り物入りで始まり、当然のように『ドラえもん』と同レベルの人気を獲得し、関連グッズや玩具が売れまくっていたことを思い出します。
圧倒的な書き込みと、メチャクチャセンスの良いデフォルメーション。後に、デザイナー出身だったことや、タミヤ人形改造コンテストの常連入選者だったことを知るのですが、それも納得です。
恐ろしいのは、この書き込みやデフォルメは、売れるための戦略や計算ではなく、どうみても単に好きで、楽しんでやっているようにみえる、という点です。とにかくメカや銃器や怪獣やSF映画が好きなんだろうなぁ、というのがあちこちにみえ、鳥山明が先々週くらいに観たであろう映画やアニメに登場したキャラクターらしきものがガンガン出てくるユルさも80年代という感じです(円谷関係だけはマズかったのか、後に修正されています)。
車はキャロルやA112のような小型車がお気に入りだったらしく、シティ購入直後にシティターボが発売されたのが悔しくて、愛犬にターボ丸と名付けてシティに乗せていたというエピソードを強く覚えています。その時、我が家の車もターボじゃない普通のシティだったのですよ。