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マクガイヤーチャンネル 第33号 2015/9/21
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おはようございます。シルバーウィークだけど全然休めていないマクガイヤーです。
いよいよ本日9/21(月) 20時より、「最近のマクガイヤー9月号」を生放送します。
いつも通り最近面白かった映画や漫画やについてまったりひとり喋りでお送りします。
・『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』
等々について話すことになると思います。
アシスタントとして久しぶりにみゆきちが出演してくれる予定です。なんでも、この夏の思い出について話してくれるとか……
また、ゲストとして先月『アラフォーオタクの生態』に出演してくれたナオトさんが再度出演してくれる予定です。
ご期待ください!
そして9/29(火)20時から9月のマクガイヤーゼミを行います。
「Projectitohと伊藤計劃」と題しまして、SF作家 伊藤計劃についてお話する予定です。
10月から伊藤計劃原作のアニメ映画『虐殺器官』『ハーモニー』『屍者の帝国』が三作連続公開されます。予習にどうぞ!
さて、シルバーウィーク真っ盛りですが、なんだかんだで忙しいです。
うちの子供が通っている小学校は、気が利かないことにこのシルバーウィーク中に運動会などやるのですよ。
休みの日は10時頃まで寝て、だらだらテレビなどみつつブランチなぞ食いたいところですが、朝早くから埃っぽい校庭に集合しなくてはなりません。つらいです。シルバーウィークにゆっくり休むために、ちょっとずつ残業して仕事を調整してきた疲れもあります。つらいです。ヒロシです。
ここで一つ告白することがあります。自分は運動会があまり好きではありません。むしろ嫌いといっても良いでしょう。筋トレはわりと好きなのですが。
なにが嫌かって、他人や他人の子供が汗水たらして徒競走したり、ちょう興奮してものすごい顔で玉入れ合戦したり、組体操でピラミッド作って首の骨折ったりしても、別にどうとも思わないわけですよ。
ただ、自分の子供が走ったり組体操したりしてるのを見るのはそれなりに興味深いし、悪くない気分です。
以前紹介した『チェイサー』という漫画にこんなシーンがありました。
主人公は手塚治虫を異様にライバル視する漫画家です。編集者にのせられ「バーの女」と結婚した主人公。ところがその「バーの女」――女房は、意外に働き者で、気立てが良くて、料理も上手い、「いい女」でした。
編集者たちは麻雀をやりながら原稿が描きあがるのを待っています。この麻雀牌も雀卓も、「手塚治虫のとこでは編集者たちが麻雀をやりながら原稿待ちしている」という情報を基に、主人公が用意したものです。ある時、麻雀ができる編集者が三人しかいないことが判明します。そこに、「あたしできるよ」と女房が混じります。「バーの女」だったせいか、意外に麻雀が強い女房。女房が大三元でツモり、編集者たちが上げる悲鳴を横の部屋で聞きながら、主人公は漫画を描きます。その時、主人公は思うのです。
「コレはコレで悪くない光景だ」
我が家は共稼ぎで、家のローンも子供の生活費・教育費も折半です。それでも、「悪くない気分」を味わえます。もしかすると、この校庭に集まった親御さんたちは「悪くない気分」を満喫するために来ているのかもしれません。
よし、おれも「悪くない気分」を心行くまで味わうか――と思ったのですが、如何せん観客席から子供が活躍してる場所まで遠すぎます。校庭の周囲にはロープが張られ、一歩でも入ったら危険人物扱いでしょう。
親御さんの中には、「バズーカ砲」と呼ばれる長玉レンズを装備したカメラやビデオを持ちこんでいる人もいます。アイドルや野球選手を撮るカメラマンが使っているやつです。当然、三脚や一脚つきです。そのうち、ドローンを飛ばす人も現れそうです。いや、冗談抜きで。
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