A:事実関係
1:文科省は4月20日「加計学園」の獣医学部計画を巡り、愛媛県の職員等が2015年4月、柳瀬首相秘書官(当時)と面会する予定を記したメールを公表した。
内容「本日15時から柳瀬総理秘書官とも面会するようです」(内閣府職員から文科省職員へ)(時間同日12時48分)
B:評価
・柳瀬氏はこれまで一貫して面会の事実については「記憶の限りではない」との発言を行ってきた。
これだけの物的証拠が出てくるとこの面会自体の否定は出来ない。
・この会談以降、認可を認める動きが急速に進展した。
「面会」後国の動き加速(4月21日朝日新聞)
15年4月2日の面会の有無が注目を集めるのはこの時期が獣医学部新設の実現に向けたターニングポイントに当たるためだ
・過去、愛媛県と今治市は獣医学部新設要請を15回提案したが全て却下国は全て却下。
・愛媛県文書
コメント
コメントを書くこの文書を読めば、国家戦略特区に指定されたのは、「今治市に大学を作ること」ではなく、「加計学園獣医学部を作ること」であることは明白だ。
愛媛県と文科省の両方から、柳瀬首相秘書官の同席を明記した文書が出てきたのに、否定を続けているのは安倍首相を守るためだということも、もはや誰の目にも明らかだ。
国民のために働くべき人間が、首相の私欲を満足させるために嘘をつき続けているのだ。
もしも、本当に記憶がないのなら、首相は腹心の秘書官が記憶を取り戻せるよう、直ちに病院に入院させなくてはならない。
自民党系の論者が加計学園騒動で「安倍氏は法に違反してない」と妄言して安倍氏の弁護これ努めているが、滑稽至極。
加計ファミリーへの異常な肩入れ、しかも、嘘までついての強弁は明らかに政治倫理綱領に違反している。政治倫理綱領は法律で無いと言いたいのだろうが、それは大きな知識不足。小学生以下、つまり、幼稚園児に等しいと言えよう。
ウミは出ないな醜いな
柳瀬首相秘書官は、どのような認め方をするか、一つの見ものであるが、安倍首相の関与をどの様に答えるか。
安倍首相は、今までの答弁とどのように整合化させた答弁をするか、興味深いところである。
野党が、どのように対処していくか、何通りかの対応を考えているか。野党間の連携はどのように図ろうとしているか。お山の大将の野党は、多分出たとこ勝負しか考えていないのでしょう。
野党は国会で追及できる能力がなければ、夜18時なら18時と決めて、地元に帰って人が良く集まる駅前などで、一斉に安倍退陣要求を数日続ければ、効果絶大と思うが。安倍以下の政府に訴えるより多くの国民に訴えるべきでしょう。