フレデイ タンさん のコメント
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9月11日発表「内閣総理大臣の談話」について。
A: 内容についてのコメント
1:今次談話は、これまで自民党内で検討されてきたとされる内容と比較すると、抑制のきいたものと言える。
(1) 現状認識で中国の脅威についての言及がない、
(2) 「抑止力を高めるため、ミサイル阻止に関する安全保障の新たな方針を検討してきました」としているが、具体的内容には踏み込んでいない。つまり、自民党内では「敵基地攻撃」が論議されたがこれへの言及はない。まして、「敵基地論」の対象に中国を含めるという言及はない。
(3) イージス・アショアの代替について「検討をしている所である」として具体策に踏み込んでいない。
談話においては「弾道ミサイル等の脅威から、我が国を防衛しうる迎撃能力を確保していくこととしています」としているが、仮想敵国が日本の政治・経済・社会の中心を攻撃した場合、着弾地の予測は出来ず、
相手が中国なら、曖昧な日本はウエルカムです。中國は日本のその曖昧な態度に納得しますよ。
問題は米国が日本を脅して中国との関係を再考慮することに追い込まれることはあるでしょうね。そういう状況にありながら、今井氏と二階氏が安倍氏をコントールして、この期に及んでも、曖昧な態度表明までさせているのを私は高く評価したいですね。
前にも触れましたが、トランプがいろいろ思い付きで中国にいたずらしても、チャイメリカはそうそうに壊れないでしょう。トランプは勉強嫌いだから、その構造の複雑さを知らない。秋に大統領に当選すれば、米国内部に良き説明者が現れ、そのことに気が付き、米国が中国の捕らわれの身になっていることを理解するに至るでしょう。米国にとって致命的なことは自国産業をほぼ100%国内から追放したことでは無いでしょうか。
ヨーロッパ全土は、米国の工作これあり、内部ではいろいろ揺れてますが、長い目で見て、中国市場の魅力に屈するでしょう。
米国は中国抜きにはサバイブ出来ない、と私は考えています。今井氏も二階氏もそれを肌で感じているんでしょうね。
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