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中庸左派さん のコメント

>>58

>たぶんロシアによる「開戦責任」を重視しているのだとおもいます。

 評論家的な責任論は、司法機関の機能がない国際法秩序においては、空論に過ぎません。法的に裁けない以上、停戦は政治的力学や外交交渉によるしかありません。そこでの最大の課題は、人命尊重だけです。人命を厭わず、高見の見物よろしくウクライナ応援をすることは、ウクライナ人の犠牲者を増やすだけで、人倫に反し、道義に悖る行為、思考様式です。あなたはロシアを糾弾する一方で、アメリカ等の武器供給を支持することの論理的正当性について、キチンと理由を説明しませんね。何故ですか?

>他国の事情になぜ勝手に軍事をともなった政治介入していいのかの説明がなされていません

 プーチンロシアは説明しているではないですか?私もあなたの問いに対して何度も答えましたよ。ロシア系ウクライナ人の自決権です。ドンバス地域の「ロシア人」はウクライナ軍とネオナチアゾフの攻撃によって、死んで当然なのですか?

>ロシアに「ウクライナよりも」強くあてはまるはずです

 おかしな話です。ミンスク2を破ったのは、ウクライナではないですか?私はロシアを支持するというより、ウクライナが間違っていたことが問題だ、と言っているに過ぎません。あなたは、合理的思考と論理を手放し、ロシアに対する認知バイアスを持って、考え違いに陥ってはいませんか?

>大国の侵略を肯定する目的のために、反戦平和を訴えるというのが、論理破綻だということがなぜわからないのか、不思議なばかりです。

 ロシアがウクライナ軍やアゾフによる攻撃から、ロシア系ウクライナ人の保護や自決権の確保を意図し、軍事介入することは「侵略」と決めつけていいのか、どうか?問題の核心はここです。あなたは、この問題を、おそらく意図的に回避するから、論理が破綻するのです。この「大本営発表」的思想状況のように。

 いずれにせよ、開戦後の課題は、戦闘の勝敗でなく停戦論の論理的合理的構成につきます。即ち外交交渉と妥協の技術です。人命の救済こそが唯一の目的です。ウクライナ聖戦論もロシア侵略論も時間のムダです。
No.67
30ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。