ナチ関連の麻生氏の発言を聞いて、すぐ浮かんだのは橋下徹氏の発言の共通性である。
両者に共通しているのは、タブー的なものを破る発言をする、それで人気を得るという手法だ。
日本全体がお笑い芸人的になっている。何かショッキングな発言、行動をして、マスコミに報道してもらい、それを人気につなげる手法が政治家の中に拡散している。
麻生氏の発言を見てみよう。
「護憲と叫んでいれば平和が来ると思っているのは大間違いだし、改憲できても『世の中すべて円満に』と、全然違う。改憲は単なる手段だ。目的は国家の安全と安寧と国土、我々の生命、財産の保全、国家の誇り。狂騒、狂乱のなかで決めてほしくない。落ち着いて、我々を取り巻く環境は何なのか、この状況をよく見てください、という世論の上に憲法改正は成し遂げるべきだ。そうしないと間違ったものになりかねない。
ヒトラーは民主主義によって、議会
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麻生氏の誤りは、直截的には、(ナチスの行動を肯定し、その歴史に学ぶべきだという主張してるかのように)誤解されかねない発言、「あの手口に学んだらどうかね」という文言にある。間接的には、孫崎氏が引用しているドイツの国内法(?)の§130 Public incitementに基づき(ナチスの行動を肯定)していると取られかねない、本件に関する麻生氏のナチスに関する言及の全体である。すなわち、政治家としてはナチスには一切触れない方が安全という、常識を破った点である。その点では、橋下の慰安婦関連発言と同等である。部分の事実をあげつらって、身近にいるマスコミや大衆の受けを狙うのは世界の目を意識しない、政治家としては非常に大きな博打であり、案の定、両者とも大失敗に終わった。両氏はこの点で国内政治家としても失格である。そんな麻生氏を一時でも総理大臣としていたのが日本人と日本の選挙制度である。それを現実と認め、自暴自棄にならず、改善に務めるしかない。世界を見渡しても理想的な国家は少ない。むしろ、人間社会そのものがそんな程度だと思えば良い。
ドイツ国民が民主主義体制のもとでナチスを選んだのは麻生氏の発言どうり真実ではあるが、麻生氏の発言をそのまま辿ると、ドイツで1930年代に起きた政治的変換を真似して日本でも再軍備をしようではないかという衣の下の鎧が見え隠れする発言となってしまう。1930年代にドイツで起きたことを考えれば、偉大な学者を輩出しているドイツ人も大衆レベルでは日本人同様なレベルだと言うしかない。強烈な人種差別していたアメリカ人も同じ。ユダヤ人が利口かと思えば、いまだにパレスチナ人と和解ができず、意地を張り合っている。どこを見ても日本が真似したいような国はないのですよ、麻生さん。
麻生元総理のナチ発言は失敗でした。各国はどこで自国の国益を得るのか、虎視眈々と狙っています。日本国内でも求心力を失った、民主党の海江田万里が、党首続投の為に、自民党批判に血道を上げています。まして中国、韓国と言った国は、日本叩きにもってこいの口実を与えましたが、それよりもユダヤ人の反発を買ったのは、不味かったですね。アメリカの上流階級にはユダヤ系が多いですね。ユダヤ人が金持ちなのは、ヨーロッパ世界では嫌われ者で、自然、ヨーロッパの金持ちが卑しい職業として、絶対やらない金貸し業を営んだ結果の、数千年にわたる財産を持ってい為であり、アメリカがイスライルに肩入れするのも、その為ですね。ですがアジアは特に関係なく、まして日本がユダヤ迫害などした事も無いし、麻生元総理のジョークをチャンスと見て、日本に圧力を掛け、「自国の支持」を取り付けようとするユダヤ人は、まさに絶好の機会に成りました。世界と言う物は、自分にいかに有利になるかが、外交だと言う事を、日本はまだまだ平和ボケであまり気にしません、しかし安倍総理の外交は見事です。日米だけでなく、東南アジア、インドを巻き込んでの中国包囲網を、着々と進めています。いずれはアメリカと中国は利害が一致し、日本の敵に成る可能性もあります。今こそ日本独自の防衛網が必要で東シナ海は台湾と、そして東南アジアと、インドと一緒に、南シナ海の防衛を日本と守っていく必要が有ります。とにかくアメリカは今後、当てには成りません。TPPも日本が入らないと、日本の防衛をしないと、オバマに言われ、無理やり加入させられたと聞いています。今度はアメリカが、中国を抑える働きをしなければ成りませんが、中々上手く行っていません。そうなれば日米の地位協定の見直しや、対中国に対し、もっと強硬になって貰わなくてはなりませんが、その様子も有りません。オバマに騙された日本は、やはり独自防衛の道と、アジア同盟と言う物を考えねば成らないと思います。