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昨年のプレミアリーグがよりスリリングな戦いに!8名によるトーナメント戦をメンバーを毎回変更して4回開催、それぞれの優勝者が集まって決勝戦を行い、ファイナリストが決まる。今回は決勝戦の対局をレポートします。
小林、得意の展開で完勝!
今年の麻雀最強戦ファイナルの1枠を争う近代麻雀プレミアトーナメント。3月から毎月1回ずつの予選を経て、小林剛(無法の哭き)、池沢麻奈美(修羅の道)、藤崎智(豪傑大激突)、鈴木優(極限の攻戦)の4名が決勝戦に駒を進めた。
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今年の麻雀最強戦ファイナルの1枠を争う近代麻雀プレミアトーナメント。3月から毎月1回ずつの予選を経て、小林剛(無法の哭き)、池沢麻奈美(修羅の道)、藤崎智(豪傑大激突)、鈴木優(極限の攻戦)の4名が決勝戦に駒を進めた。
並びは小林・藤崎・鈴木・池沢。半荘1回勝負なので、各自緊張しているのは間違いないが、だからといってガチガチに固くなるタイプではない。が、そういったところから一番縁がなさそうな小林が何と牌をこぼしてしまう。それも二度もである。
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これを見た解説の片山まさゆきさんは「コバゴー緊張してる?」とコメントしていたが、実際はどうだったのだろう?
これを見た解説の片山まさゆきさんは「コバゴー緊張してる?」とコメントしていたが、実際はどうだったのだろう?
小林「放送対局では、普段と違い『配牌を取りながら理牌する』を強く意識してやるが、それを失敗しただけ。牌の種類、湿気、他家の配牌を取る速度にりやりやすさが変わるが、1局目だけ対応できなかった。もう一回こぼしたが、それは手牌7枚で空切りする牌をどこに入れようか考えていたら、結果的にこぼれてしまった」
やはり小林はブレない男だった。その小林が親の東1局。北家・池沢からドラの
と
のシャンポンのリーチがかかった。
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これに対し安全に打ち進めていたた小林の手牌は、15巡目に次の形となる。
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これに対し安全に打ち進めていたた小林の手牌は、15巡目に次の形となる。
東1局 東家・小林
直前に池沢が
これだと通っていない暗刻スジの
最近、上梓した『スーパーデジタル麻雀』では「連荘不要」という謳っている小林だけに、ここは無理をしないだろうと思われた。
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が、小林は
を勝負し、テンパイ料と連荘を掴み取ったのである。
が、小林は
小林「ノーテンで確実にマイナス1000点になるより、多少の無筋は押したほうが収支は得(マイナス1000よりはマシ)になるので勝負した。自著で連荘不要と書いたのは、次局に多大な期待をするよりは今局の損得をちゃんと考えようという話。今局に得する判断をした結果に連荘がつくという認識だ。ただ、今回のようなトップしか意味のない対局であれば通常よりも『親で高得点を稼ぐこと』の価値が大く、普段よりは親番を維持するという意識は強かったかもしれない」
この親番維持が小林にとって大きかった。続く1本場ではダブ
先行逃げ切りは小林が最も得意とする勝ちパターンだ。こうなるとちょっとやそっとじゃ崩れない。東1局4本場では「辛すぎるチーテン」も披露した。
東1局4本場
小林「決定打にすべく、手役を強く意識しながら進めてきたが、12巡目ともなればもうすぐ相手から勝負手のリーチがかかってもおかしくない巡目である。自身はたった5種類受けで、しかも高くなる牌は限定されているイーシャンテン。着々と手を作ってきているであろう3人より先にテンパイしてリーチをかけ、一通でアガれるケースはそれほどなく、むしろ先制されてオリに向かうことが多いはず。ここはもうかわし手の意識で1枚目でも鳴く。ただし
もし連荘の権利を選択できるルールなら、親カブリを回避するために親を流していた、とすら語る小林。この後は、全くスキのない戦いぶりで失点を最小限にとどめて局を消化していく。
相手3人も小林に迫るべく攻め続けたが何せ決定打が出ないまま、オーラスまで局が進む。小林には自力で局を進める手はなかなか入らなかったものの、相手3人が放銃しあう展開だったのも幸いしたといえる。
オーラス、2番手池沢は満貫ツモで逆転トップの条件だったが、小林は「らしい」一打で一局で優勝を決めた。
南4局3巡目 南家・小林
ここで小林はドラの
を捨てソーズの好形を固定する。
小林「ソーズを2メンツと考え、新しいリャンメンターツや役牌の重なりは一つも逃したくないので、いずれ出る危険牌のドラを切った。2枚使っているので、この巡目ならポンされる心配もほとんどないでしょう」
この先切りが効いたか、
小林「この最強戦という場は独特の緊張感があってなんとも言えない。ファイナルは最大2回という超短期戦だが、なんとしても勝ちたい。一般的な考え方とまったく違う打ち方をすることもあるだろうが、視聴者の方に少しでも伝わってくれれば幸いです」
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麻雀最強戦ブロマガ
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