最強戦ファイナルまであと2日ですね。
さて、一昨日行われた野口賞で日向藍子プロの手牌が、面白かった、というか個人的にチンイツの勉強になったので、メモかわりにご紹介させてください。
12223334568五六 ドラ1
(左がソーズ、右がマンズ)
ソーズが11枚もありますが、マンズが両面ターツ、親でドラが1枚あるので、チンイツにしなくても良い場面です。
まずこの手牌、ソーズは何を引いたらテンパイになるのか。
日向プロは8ソウだけ右端に寄せて、こんなリーパイをしていました。
1222333456五六8 ドラ1
なるほど、456で1メンツなので、1222333の部分を抜き出せば、123と8待ちでしょうか。2と3はまず来ないので実質1ソウと8ソウ?
そして、この手牌にツモったのが一番紛らわしい7ソウ。
1222333456五六8 ツモ7
なんだこれ?
日向プロも長考します。
これテンパイ?
122233345678五六 ドラ1
はい、3ソウ切りでピンフドラ1のテンパイでした。(ドラ切りでもタンヤオテンパイ)
元々の形
12223334568五六 を
12223と、334568に分けておけばカン7ソウの受けに気付けたのですが、僕では無理でした。
またはタンヤオを視野に入れて、222と、3334568に分けておけば、78待ちになるのですが、ドラが1ソウなので、この発想も無理かと思います。
そして日向プロも長考の末テンパイと気づき、3ソウ切りリーチをします。
12223 345678五六 ドラ1
ではこれ、もしマンズ(五万)を外して、チンイツに向かったとしたらどうなっていたか?
日向プロは、リーチ後すぐに5ソウをツモってます。
3ソウに5ソウがくっついていたから、カン4ソウだったか、というと、そうならないところがチンイツのイヤな所。
122233345678六 ツモ5
六を切ると
1222333455678
雀頭が5に振り替わり、割と分かりやすい1ー4ソウ待ちに変化するのです。
こりゃ分からん。
メンチン絶対ダメ!
ちなみに、馬場裕一プロは解説中にすぐ「1-4ソウ待ちになってましたね」と言ってました。
さすが「メンチンのバビィ」!