ハドソンがファミコンに参入したのは、「ファミリーベーシック」を開発する事になったのがきっかけとなったのです。 私は、その解説本を作りましたが、全てが初めての事だらけでした。 しかし苦労はしたものの、楽しい仕事であったし、これがあったから今の私になるための勉強も出来たのだと思います。 そんな思い出話しです。

１９８５年夏休みに、全国を舞台に日本で最初のゲーム大会が行われました。 「第１回全国キャラバンファミコン大会」 そのスケジュールを決めるために、どんな動きがあったのか？ 時間が無い時に、スタッフがとった策とは。 そして、高橋名人としてデビューした大会は、実はルールをチェックするための大会だったこと。 また「名人」となったきっかけは？ など、疑問に思っていたことが明らかになっていきます。

高橋名人になったきっかけとなったイベント「コロコロまんが祭」では、いったい何が起きていたのか？

１９８４年末から１９８５年にかけてのハドソンは、あらゆる事をしようとやっきに活動していた時期でもあります。 そんな時に、コロコロコミックと出会い、バンゲリング・ベイがファミコンロッキーの題材になって、嘘技に一喜一憂したのもこの頃だと思います。 マイクに向かってみなさんが「ハドソン」と叫んでいたこの頃、チャンピオンシップロードランナーの事で、動き回っているのでした。

「バンゲリング・ベイ」は、登場するのが早すぎたゲームでした。 今では当たり前のラジオコントロールカーの様な操作性が、ゲームを難しくしているのかもしれません。 しかし、この時のゲームプログラムサイズは、みなさんが撮影している写メよりも小さいのです。 そんなゲームに、あの機能を付けることになったいきさつなどを書いています。