あなたが友達になりたいのはどんな人ですか?


今回は、起業する際にどんな環境に自分の身を置くべきなのかという相談をもとに、お互いに自分を高めながら成長していくことができる仲間の選び方と見つけ方について解説させてもらいます。


起業する際に、どんな環境に自分の身を置くべきなのでしょうか?


これはご自身の性格にもよると思います。

内向的で1人でいることが好きで、1人でこもって良い作品を作ることが好きだというような芸術家タイプであれば、1人でこもって仕事をしてもいいとは思います。


ですが、基本的には、人間というものは周りにいる人たちから大きな影響を受けるものですから、同じように起業した人や起業を志している人が周りにいる環境の方がモチベーションは高くなると思います。


良くも悪くも人間は周りに流されるものだということを覚えておいてください。

自分が鋼鉄の意志を持っているというのでなければ、周りに同じような志を持っている仲間がいる環境がいいのではないかとは思います。


以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。




目標達成のための仲間選び


今回は仲間の見つけ方について紹介させてもらいます。

仲間がいるかどうかということは、非常に重要なポイントになります。

これは人間の歴史を見ても、やはり、1人よりも仲間がいる人の方が成功しています。


アップルもスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックの2人が始めた会社で、斬新なアイデアと高いカリスマ性を持ったスティーブ・ジョブズとそれを形にすることができる素晴らしい技術者であるスティーブ・ウォズニアックの2人で始めたのが全ての始まりでした。

Google も同様で、このようなイノベーションは1人の天才によるものではなく、多くの場合2人の出会いによって始まることが多いようです。


これについてはこちらの本を参考にしてみてください。

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POWERS OF TWO 二人で一人の天才


仕事の人間関係に目を向けるということもとても重要なことです。


目標を達成する為には仲間が必要なわけですが、その仲間がいることの効果と、どんな仲間を選べば目標達成につながるのでしょうか。

当然ですが誰でもいいわけではありません。

いくら仲間がいても足を引っ張られたり、誘惑に弱すぎる人とでは、余計に自分の目標達成が妨げられることになりかねません。

どんな仲間を選べばいいのかという事まで解説させていただければと思います。




見つけると2倍も目標を達成できる【最高の仲間の見つけ方】


仲間の存在が目標達成の確率を高めてくれるということについては、心理学の世界では常識と言われているぐらいです。


例えば、禁煙の治療においても、禁煙の成功率と仲間の有無には正の相関があるということが、複数の研究からわかっています。

これはダイエットも全く同じです。

自分と同じようにダイエットを頑張っている仲間と頻繁に接触した場合と、そうでなく1人だけで頑張っている場合を比べると、仲間との接触頻度が多かった人は、ダイエットの成功確率が2倍も高くなったということもわかっています。


仲間の存在というものは、禁煙やダイエットの成功率を高めてくれるだけでなく、ダイエットが終わった後のリバウンドも倍近く防いでくれるということも分かっています。

やはり、大きな目標を達成したいというのであれば、仲間はいた方がいいです。


仲間を作る3つのメリット

仲間を見つけることで、主に3つのメリットがあるとされています。


メリットその1 :モチベーションの向上

特に、困難な状況や諦めてしまいそうな状況において仲間は非常に役に立ちます。

自分が何のために今頑張っているのか、目標を持った当時どのような初心を持っていたのか、このようなことを仲間である第三者が思い出させてくれます


なんとなくわかると思いますが、人間は目標を達成したいと思っても、最初の熱い思いはどうしても徐々に忘れてしまいます。

これにより飽きていくという現象が起きてモチベーションが失われていきます。


どんなことでも、最初はかなりの高みを理想として思い描いていたのに、いつのまにか「この辺でいいだろう」とモチベーションは下がります。


仲間の存在は、初心の強烈なモチベーションを自分の外側に確保することができるわけです。

ある意味、自分の一番いい時のセーブポイントになります。


メリットその2 :説明責任

人間は、それが自分だけの目標だと都合よく目標を変更してしまうものです。

自分が頑張らなくてもいいように、妥協したり都合よく変えていきます。

これが目標達成を遠ざける大きな原因です。


仲間の存在によって、自分以外の第三者が自分の目標を知っているという状態になります

それにより説明責任の感覚が増加します。

つまり、目標を変更したりする時には、その理由を仲間に説明しなくてはいけなくなります。

もし目標を変えるのであれば、それはサボりや妥協ではなくどんなメリットがあるのか、ちゃんと説明しなくてはならなくなります。


第三者に見られている感覚が強くなりますので、変に自分に甘くなったりすることなく、かつ、無理な目標を立ててしまって計画倒れしてしまうみっともないところを見せたくないので、現実的な目標を立てることができます。

その結果として、目標達成の確率が高くなります。


メリットその3 :バランスの取れた視点の増加

仲間は、客観的な観察者として皆さんの近くにいてくれます。

人間というものは、行き詰まった時には「自分の限られた視野」の中で行き詰まっているだけです。

目の前に壁があったり困難にぶつかっているとしても、今の自分とは違う視点でその問題を見ることができれば、その壁を突破しやすくなったりするものです。


そんな役割を仲間の存在はしてくれます。

仲間というものは、客観的な観察者としてバランスの取れた良いアドバイスをくれますので、自分だけで考えたり悩むよりも、良い解決方法が見つかる可能性が高くなります。




最高の仲間(バディ)の見つけ方


仲間が目標達成のためには大切だと言われても、それはわかるが簡単ではないと考える人も多いと思います。

ところが、目標達成につながる仲間というものは、実は、麦わら海賊団ほど固い絆で結ばれている必要はないようです。


バディを組む仲間は、自分が信頼できる人、または、同じゴールを目指す人であれば、はっきり言って誰でも構いません。

そんな相手を見つけて、これから紹介するバディ運用の14のルールを守れば、誰でも目標達成のために非常に効果的な仲間になることができます。

ですから、あまり人を選ぶことに悩む必要はなく、どちらかと言うと、選ぶ相手よりもその相手との関係をどのように運用するか、そのコミュニケーションや目標設定の仕方が重要になるようです。


バディ運用の14のルール

ルールその1 :事前に報告スケジュールを立てる

どれくらいの頻度で、その相手に自分の進展について報告するか、それはあらかじめ決めるようにしておいてください。


人は誰でも気まずい状況の時には他の人に言いづらいものです。自分の成果が出ている時や良い時だけを報告したくなるものです。

これは Instagram を見ている時と同じ状況になってしまいます。

自分が調子が悪い時には、逆に相手は調子がいい、そんな状況が続けば病んでしまいます。

大抵の場合、お互いいいことばかりを報告して、そもそも何のために報告しているのかさえもわからなくなります。


ですから、事前に報告スケジュールを決めておいて、お互いに良いことも悪いことも報告するとしておかなければ意味がありません


例えば、3日に1回とか週に1回とかスケジュールを決めて、どんな頻度でどのような内容をどんなフォーマットで報告するか決めといてください。

そこまで事前に決めておいてください。


おすすめとしては、週に4回以上の頻度で報告をするようにしてみてください。

それによって習慣化されやすくなりますので、継続できる可能性が高くなります。

ですから、2日に1回は報告し合うというようにするのが、目標達成のためには一番いいのではないかと思います。


ルールその2 :開始日と終了日を決めておく

目標達成に向けての期限を最初に決めておく必要があります。

事前に開始日と終了日を決めておかないと、モチベーションが低下してしまうということがわかっています。


この開始日については、いきなり当日始めたりしない方がいいです。

おすすめとしては、1週間から2週間のトライアル期間を設けるようにしてみてください。


例えば、自分の目標について仲間に相談したとします。

その際には、「まずは1週間試しにやってみるから、来週また報告するね」と伝えて、ひとまず試しに取り組んでみます。

1週間後の進捗を報告して、その上で終了日までの期限についてどう思うか相手に尋ねてみてください。


相手からの客観的な視点を取り入れながら意見交換を行って、お互いのスケジュールを立てるようにしてください。

現実的な視点を取り入れながら、計画を立ててください。


ルールその3 :進展状況を報告する

報告し合う時には、必ず報告しあわなければいけない内容があります。

毎回、その時々で違う内容を報告していては、結局それも自分の都合のいい所ばかりを報告するようになってしまいます。

報告する内容はある程度フォーマット化しておかないと、いつのまにか意味のない報告をお互いにしているようなことになりかねません。


ですから、第三者がそれを見ても、成果や問題が具体的にわかるように報告してください。

成果が出ているのか、何か問題を抱えているのか、その成果や問題の具体的な内容や進展はどうなっているのか、それらが明確にわかるように、相手に説明責任を果たすような報告をするようにしてください。


残りのバディ運用のルールについては、続きをチェックしてみてください。

本当に目標を達成することができる目標の立て方や運用の仕方、目標達成のためのより効率的なバディの運用方法などについて、さらに掘り下げていきます。

確実に目標達成の可能性を上げて、仲間がいることのメリットを最大限に引き出したいという方は、ぜひチェックしてみてください。