あなたが、今逃げずに直視するべきはどんなことですか?
今回は、どうでもいいことに心を乱されてしまうという方の相談をもとに、直視力「逃げない力」について解説させてもらいます。
Q. 携帯を見ながら信号無視をしたり、青信号になっているのに進まない奴にムカついてしまいます。
どうすればムカつかずにすみますか?
どうでもいいのではないでしょうか。
携帯を見ながら信号無視している人がいても、ひかれて損するのはその人ですし、青信号になって進まない人がいればよければいいだけです。
このどうでもいいことにムカつき始めたら、「自分は本当に大切な問題と向き合えていない」「自分は価値ある人生を送れていない」と考えた方がいいです。
例えば、いわゆるアンチの人や炎上に群がる人たちは、どうでもいい芸能人の浮気などで大騒ぎします。
このどうでもいいことに大騒ぎする人は自分の人生に向き合えていない人です。
自分の人生に向き合うのが怖いから、どうでもいい瑣末な問題に対してイライラします。
些細なことにイラつき始めたら気をつけた方がいいと思います。
自分の人生に向き合えていない可能性があります。自分の人生に向き合えている人は、自分のことで頭がいっぱいなのでそんなことに気づきもしません。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
勝ちたいのなら向き合うことだ。慰めあっていては勝てるようにはならない。
これは当然のことです。
人は逃げたい生き物です。
慰め合うと確かに心は安心します。
ですが、向き合うことができない人は、いつまでたっても前に進むことができません。
逃げていては、結局ダメな人生を送ってしまいます。
そして、この逃げてダメになった人たちは何をするかと言うと、逃げている人たちと一緒にいようとします。
慰め合うことも時には大事になりますが、いつまでもそんなことでは勝てることはありません。
それがなかなか難しいとは思いますが、向き合うためには現実を正しく受け止める必要があります。
この現実を受け止めるという話をすると、鬱っぽい人は特にそうですが、そのまま現実を受け止め過ぎてしまう人がいます。
そうなるとメンタルはどんどん病んでしまいます。
ですから、向き合うことが大事ですが、その時の向き合い方を知っておいてください。
自分のメンタルを保った状態で向き合うことが大事です。
前に進む為に向き合うことは大事ですが、自分のメンタルにダメージがあるような向き合い方はやめてください。
例えば、変えることができない過去をずっと引きずっていると前に進むことはできません。
理想が高すぎて未来に対する不安が大きくなりすぎると、これも怖くて前に進むことができなくなります。
人間というものは過去への後悔と未来に対する無駄な不安によって、人生を切り拓き進んでいくことが出来なくなってしまいます。
大事なのは、過去に対する不安と未来への不安も全て含めて自分の一部だとちゃんと受け入れた上で今に集中することです。
これができれば、メンタルを保ちながら前に進んでいくことができます。
受け入れる力を鍛えるためのおすすめ
そして、受け入れる力を鍛えておくことも重要になります。
この受け入れる力のためには、弁証法的行動療法(DBT)がおすすめです。
この弁証法的行動療法のためには、これらの本がとても参考になります。
弁証法的行動療法 実践トレーニングブック‐自分の感情とよりうまくつきあってゆくために‐
あなたは自分自身と自分のやるべき事を直視できていますか?
恐怖を感じたり逃げたいことは誰にでもあります。
例えば、車が猛スピードで走っている道路を横切るのは怖いですし、バンジージャンプに初めて挑戦する時には足がすくみます。
とはいえ、失敗できない人や挑戦できない人は話が違ってきます。
「失敗したくない」という思いが強くなりすぎると、それは行動できなくなることにつながります。
あまりにも悲観的過ぎると、失敗が怖くて挑戦できなくなります。
大事なのは、仮に失敗したとしても、自分にとってこれだけは失いたくないというものを明確にして、失敗できる環境をつくりそこでどれだけ挑戦できるかです。
最大のリスクを避けながら、どれだけ挑戦していくことができるかです。
失敗を恐れる感情は悪いものではありません。
失敗を恐れるからこそリスク回避も考えることができますし、失敗したとしても、次は同じ失敗をしないために工夫したり改善するために必要な感情です。
自分で物事を調べたり振り返ったりするためには必要な感情です。
人は今目の前にあるリスクばかりを考えてしまいますが、将来のリスクについて考える必要もあります。
今リスクを取らないという判断は、将来にとんでもないリスクを抱えることになる場合があります。
今挑戦して成功するかどうかわからないというのは、短期的には大きなリスクに見えるかもしれません。
ところが、長期的に考えた場合には、順調に進んでいる時にこそ変化したり向き合うことが必要です。
そして、他人と比べても意味はないとわかっていても、自分と他人を比べてしまうという人も多いと思います。
これも自分自身をちゃんと直視できていないからです。
自分を認めることができていない人は自分と他人を比べてしまいます。
自分自身をちゃんと直視して自分の強みも弱みも理解することができれば、どこを改善してどこをより高めていけばいいのかということがわかりますし、それがわかれば確実に前に進んでいくことができるようになります。
もちろん他人を参考にするのはいいことです。
ですが、比べていいのは過去の自分だけで、現状の自分を高めて明日はより良くしていくというのが人が前に進む為に唯一できることです。
自分を高めていくことはできても他の誰かになることはできません。
それがわかっているにも関わらず、ついつい僕たちは他の何者かになろうとしてしまいます。
どんな時も逃げることなく自分が前に進むためのメンタリティを大切にしてください。
ここから先は、自分自身の本質に向き合い逃げないメンタリティを作るための方法とワークについて解説していきます。
自分自身の人生を切り拓きたいという方は、続きもチェックしてみてください。