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一問一答「あなたは、何歳になっても成長する人には、どんな特徴があると思いますか?」【キャリアの成功】
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一問一答「あなたは、何歳になっても成長する人には、どんな特徴があると思いますか?」【キャリアの成功】

2022-09-10 12:00

    あなたは、何歳になっても成長する人には、どんな特徴があると思いますか?


    DaiGo師匠の質疑応答ではキャリアやスキルアップについての相談も多くいただきます。

    今回は、就活にまつわる相談をもとに、何歳になっても常に成長を求めて成果を出し続けるための心理学について解説させてもらいます。


    Q. 就活でキャリアプランを書かされることがありますが、これは意味があるのでしょうか?


    キャリアプランについての相談もよくもらいますが、はっきり言って意味はないと思います。

    実際に、キャリアプランを立てる意味はないという研究はいろいろとあります。


    今の時代は変化が激しすぎます。

    1年先も3年先も誰にも未来を読むことができない時代です。


    ということは、キャリアプランを考えるよりも、自分の人生に対して長期的な影響を与える価値観などを気にした方がいいと思います。

    これは人生でも投資でも同じですが、遠い未来については僕たちはなんとなく予測することができます


    例えば、皆さんはYouTubeやTikTokを見ていると思います。

    これらが3年後に残っていると思いますか? 5年後に残っていると思いますか?

    こう聞かれると、おそらく残っているとは思うけれど、どうなっているのか今ひとつ思い浮かばないと思います。


    ところが、30年後に残っていると思いますか? と聞かれたらどうでしょうか。

    間違いなく残っていないでしょうし、残っていても全く別のものになっていると思います。

    その頃にはもはやスマホも残っていないかもしれません。


    人は遠い未来のことを考えることが一番重要なのに、人間の集中力はどんどん失われ短期的なことばかりに目が向いています

    政治でも経済でも同じです。

    どんどん短期的なことばかりに取り組んでいて、長期的に物事を考え進めることができなくなってきています。


    以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。




    キャリアがうまくいく人の特徴



    皆さんがどんな仕事をするとしても、そのキャリアがうまく進むためにはどんなことができるのかということを解説していきます。


    人格を鍛えよ

    ヒューストン大学の研究で、アイスランドの若者17歳から29歳までの1,775人を対象に12年間にわたって追跡調査しています。

    全員の性格特性とキャリアの成功レベルを調べています。


    これによると、就職時に誠実性と情緒の安定性が高かった若者は、初期のキャリアで成功する確率が高かったということです。

    外向性の成長にもキャリアの成功との相関は見られましたが、具体的には、誠実性を鍛えるとキャリアの満足度は高くなり、情緒の安定性が高まると収入とキャリアの満足度が高くなるとされています。


    研究チームのコメントによると、この結果から人格の成長がキャリアの成果を予測することが確認されたとされています。

    自分の性格特性に固執することなく、人格の良さにつながる性格特性を長期的に鍛えていくことができれば、それが結果的に人生におけるキャリアに大きな影響を与える可能性があるということです。


    誠実性と神経症的傾向の改善に取り組みましょう。

    基本的には性格特性ですから、何もしなければ鍛えたり変えたりしていくことは難しいですが、瞑想を行ったり、毎日行う小さな習慣を作ることによって誠実性を高めていくことはできます。


    渇望、外向性、統制の所在が重要

    メルボルン大学の研究で、7,500人以上の労働者を対象に、自分に対する自信とキャリアの成功レベルについてチェックした研究があります。

    これによると、3つのポイントが重要だということが確認されています。


    1.渇望感

    キャリアの成功に対する希望のレベルが高いほど昇進の可能性は高くなるけれど、なぜかこの傾向は男性にしか見られなかったそうです。

    女性の場合には、自分に自信を持つことで昇進の可能性が高まるという明確な根拠を得ることはできなかったということです。


    2.自信と外向性

    外向性が高く大胆さやカリスマ性を持つ男性は昇進の可能性が高いということも示されています。


    3.統制の所在

    これは原因を内側に求めるのか外側に求めるかという違いになります。


    統制の所在が内側にある人は、何かしらの成果や望ましい結果が生まれた時にも、自分が頑張って努力したからだとその原因を内側に求めます。

    一方で、この統制の所在が外部にある人は、自分に原因を求めないので、例えば、ダイエットで痩せたというときであっても、自分が頑張ったから痩せたというのではなく、ジムのトレーナーさんが一緒に頑張ってくれたからだと考えたり、会社という存在があったから自分は成功することができたと、いいことがあった時も悪いことがあった時もその原因を自分以外の外側に求めます。


    いいことも悪いこともその原因を自分の外側に求めるのか内側に求めるのかという違いが統制の所在というものになりますが、結論としては、キャリアで成功する人は統制の所在が内側にある人だったということです。


    ただ、この傾向と女性の昇進の可能性にも、やはり関係がなかったということですので、男性と女性では成功ルートが変わってくるということになります。

    成功したい男性のための3点セット

    外向性

    カリスマ性

    自分ごとにすること(成長マインドセット)


    女性でも男性でも使えるキャリア成功に役立つ本

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    マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力

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    OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び


    相棒と革新

    ルッカ高等研究所の研究で、473人の物理学者と生物学者のキャリアについて調べています。

    94,000本の論文と166,000人の共同研究者が関わった論文について調べたものです。


    それによると、共同研究の60%から80%は、わずか1年かそれ以下で終了していました。

    しかし、中には2人の研究者が何十年も一緒に仕事をして成功しているケースもありました。

    これに当てはまる研究者は、個々の研究者の論文発表数が平均で17%も増加していました。

    さらに、2人が長年にわたって複数のプロジェクトに取り組む方が、個人が異なるパートナーと連続してペアを組んでキャリアを築いていくよりも成功につながる傾向が高くなるということも確認されています。


    つまり、長期的にペアを組んで共同研究を行う研究者は、それによって生産性が向上してキャリアの成功に繋がる可能性があるようです。


    これについてはビジネスでも同じことが言えると思います。

    アップルもスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックの2人が始めた会社で、斬新なアイデアと高いカリスマ性を持ったスティーブ・ジョブズとそれを形にすることができる素晴らしい技術者であるスティーブ・ウォズニアックの2人で始めたのが全ての始まりでした。

    Google も同様で、このようなイノベーションは1人の天才によるものではなく、多くの場合2人の出会いによって始まるという本です。


    このように職場の人間関係に目を向けるということもとても重要なことです。

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    POWERS OF TWO 二人で一人の天才


    野心的な子供は成功する

    ノートルダム大学メンドーサビジネスカレッジの研究で、717人の男女を70年間にも渡って追跡しています。

    全員の写真のレベルを測定した上で、その後どのようなキャリアに進んでいくのかということを調べています。

    参加者の学歴は、ハーバード大学、イェール大学、プリンストン大学といった世界有数の大学に通っている者から、高校卒業資格やコミュニティカレッジの学位といった地味な学歴の人がいました


    それによると、野心的な子供はより高い教育を受けて、一般的に評価の高い大学に通い、より一流の職業に就いて年収も高かったということが確認されています。


    ただし 、野心は両刃の剣です。

    野心は人生の満足度にはほとんど影響することがなく、なぜか寿命に対してはマイナスの影響があるということが確認されています。


    野心的な人の寿命が短くなる理由については確認されていませんが、おそらく仕事をする上でのキャリアに対する野心が、健康的な行動や安定した人間関係にダメージを与えるのではないかと考えられます。


    希望や野心は必要ですが、ある程度年齢を重ねると、自分の身の丈を超えるような目標を持つことが、自分の幸せを阻害する原因になっていることもありますので気をつけてください。


    初期の失敗を

    若い頃の失敗が将来の成功を左右するという研究があります。

    ノースウエスタン大学などの研究で、キャリアにおける早い段階での失敗というものが、実は長期的な視点で見た時に成功する確率と関係しているという結果が確認されています。

    つまり、若いうちにたくさんの失敗を経験しておくと、長期的に見た時には成功する確率が上がるのではないかと考えられます。


    助成金を受けた研究と助成金の獲得に失敗した研究についてチェックした上で、それぞれの研究者のその後のキャリアについて調べています。


    その結果、若い頃に助成金の獲得に失敗している研究者は、若い頃に助成金の獲得に成功している研究者たちよりも、10年間追跡してみたところ、影響力の高い論文を生み出す確率が6.1%も高かったそうです。


    失敗を乗り越える経験が長期的には大きな力に!

    データを詳しく見てみると、失敗した経験に負けることなく研究を続けた人たちは、平均して、かつ長期的にずっといい成績を収め続ける確率が高くなる傾向があったということです。


    長期的にその仕事を続けるのであれば、若いうちにはたくさん失敗をしておいた方が、そして、それを乗り越えるという経験を積んでいた方が、将来的には成功する可能性が高くなるということが示されたとても希望のある研究でした。


    人生でもビジネスでも、長期的に見ると誰でも失敗はしますし、調子よく進んでいたこともうまくいかなくなってしまうことも必ずあります。

    このような時に、若い頃の辛いことや厳しいことを乗り越えた経験があると、例えば、あの頃に比べるとまだマシと考えることもできて、前に進むことができるようになるわけです。


    偉人たちの名言でも、人生の前半においては生まれ持ったもので決まるけれど、人生の後半というものはその前半においてした努力によって決まると言われています。

    失敗を乗り越えていくという経験こそが重要だということです。


    人は基本的に年齢を重ねれば重ねるほど失敗を恐れるようになります。

    しかも、若い人には完璧主義の人も増えてきています。

    完璧主義の人は歳を重ねれば重ねるほど成功しづらくなるし、歳をとればなおさら人間の性格はなかなか変わらないものですから、余計に完璧主義は直らなくなってしまい、いつまでたっても成功せず一生しんどい人生を送ってしまうという可能性があります。


    失敗を恐れない失敗許容力と完璧主義対策が重要です。

    人の失敗について理解を深めて、人がなぜ行動できないのかということも考えるのであればこの2冊がおすすめです。


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    失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織

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    なぜ、わかっていても実行できないのか 知識を行動に変えるマネジメント (日本経済新聞出版)


    ここから先は、常に成長し続けて理想的なキャリアを築いていくための具体的な方法について解説していきます。

    皆さんが仕事やキャリアに何を求めていたとしても、きっと大事になるポイントだと思います。

    ぜひ続きもチェックしてみてください。

     
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