先月は完成したソフトウェアと言うよりも、開発の部品として使えるソフトウェアが多かったようです。今抱えている開発はもちろん、今後出てくる案件の中で活用できるでしょう。
Terminal recorder - ターミナル操作を記録してHTML出力
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自分のターミナル操作を記録したい時はないでしょうか。手順書を作る場合でも、ブログ記事を書くときにも考えられます。すべてテキストで書いていくのもいいですが、入力した内容がそのまま記録されるなら、これほど楽なことはないでしょう。Terminal recorderはそんな希望を叶えてくれるソフトウェアです。さらに結果はHTMLファイルになります。使い方としては、Terminal recorderを起動して新しいBashが開始します。そしてコマンドを打って作業し、完了したらCtrl + Cで終了します。そうすると次のようなHTMLファイルが生成される仕組みです。
Raneto - node製/Markdownのナレッジベース
![](http://images.moongift.jp/2017/08/open-source-raneto-1_thumb.2ff3f81e083a765fd489927dda02c243.png)
企業のWebサイトなどでよく見られるのがナレッジベースです。FAQ的なものですが、検索がついていたりカテゴライズもされていて、より洗練されたものとなっています。今回はそんなナレッジベースを作成するためのソフトウェア、Ranetoを紹介します。Ranetoを使うとユーザ向けによくある質問集をまとめて管理できます。これは社外はもちろん、社内でも使ってみても良さそうです。まずセルフサポートできる形にすれば、より解決が早くなるでしょう。
mailit - メール送信をWeb APIで
メールをシステムに組み込むのは意外と面倒で、SMTP用のライブラリをついつい頼ってしまいます。さらに日本語問題やHTMLメール、添付ファイルなど様々な用途があります。それをシンプルに解決してくれそうなのがmailitです。メール送信をシンプルなREST APIで提供してくれます。mailitは設定ファイルを用意し、そこに本来のSMTPサーバの情報を記述します。そしてmailitを起動するとWeb APIが立ち上がります。