今回のテーマはレスポンシブWebデザインです。MOONGIFTでレスポンシブWebデザインという単語が出たのは2012年7月ということで、2年前のことになります。その2年間で注目が一気に高まりましたが、色々な場面で問題点があるとも聞きます。
銀の弾はないという話ではあるのですが、そういった問題を踏まえつつもトレンドとして使っていく必要があるでしょう。ということでよくある問題点と、レスポンシブWebデザインを活かせるライブラリを紹介します。
作成コスト
レスポンシブWebデザインは基本3パターンのデザインを作成しますが、作成コストは1ページ分になるなんて聞いたことがあります。スマホ、携帯、デスクトップと分かれていた時代は3ページ分だった訳で、高度なテクニックが必要な割に残念な結果になるようです。
こだわったデザイン
時々レスポンシブでありながら各端末向けにカスタマイズされたサイトを見かけますが、大抵は情報を整理して表示するレベルに留まっています(メニューくらいでしょうか)。あまり各デバイス向けにこだわると、表示/非表示が増えてしまいレスポンシブである意味がなくなります。
更新コスト
レスポンシブの問題として、更新コストが思いのほか大きいという問題があります。一つの変更が他のデバイスに及ぼす影響範囲が読めなかったり、他のデバイスでは表示したくない情報が増えていくことが起こりえます。
予めベースがきっちりと決まっていれば更新もスムーズになるかも知れませんが、それはシステムを作る側とも同じ問題と言えます。
余計なリソース
最近ではスマートフォンも解像度が高まっていますが、それでもモバイルネットワーク向けには大きな画像リソースは帯域の問題になります。また画像の上の文字など、そのまま縮小するだけでは芳しくない表示もあります。
各幅向けに画像リソースを振り分けるライブラリもありますが、画像を何パターンも用意する面倒さがあるでしょう。そうなるとテンプレートも分けてしまっても…といった声があるのも確かです。
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