そんな気持ちを抱えてこころがさまよっている人は、自分の「本当の声」を押さえこんでしまっていることが原因かも。本当の声とは、自分の「心の声」です。自分に重点をおいた活動をしてみることで、心がクリアになってくることがあります。
普段は大人という社会の仮面を被って生活しているわたしたちにとって、心の声を素直に表現することはタブーなことも多いですよね。
心の声は除去できない
仮面をかぶったから、気にしないふりをしたからといってずっと大人しくしていてくれないのが心です。押さえこまれた心の声は、ゆううつ、モヤモヤ、怒り、悲しみなどの感情となって現れてきます。
「気づいてほしい」「ちゃんと表現させてほしい」そんな想いが積もっていくと、からだもバランスも崩れてしまいます。そして次第に何が原因でモヤモヤうつうつとしているのかがわからなくなっていきます。
心の声と繋がる方法
ヨガやメディテーション、セラピーなどを利用して心と繋がる方法はとても効果的です。でもそういうことが苦手で、ちょっと面倒だと感じている人もいるはず。そんなに人でも楽しみながら取り組める方法をご紹介します。
・アートの趣味をすること
アートには心の声を解放させる作用があります。美術館やギャラリーに絵を見にいくのも効果的ですが、自分で創作活動をしてみるとさらに高い効果が得られます。
心理学ではこれを「表現アート」といい、創作活動をすることで心の声と繋がり癒していく効果があることがわかっています。上手い下手はまったく関係ありません。絵を描くこと、歌を歌うこと、そして写真や陶芸などとにかく表現してみることで普段抑えてしまっている心の声に耳を澄ませてあげることができます。
・ひとり旅をすること
ときにはひとり旅をすることで、心の声と繋がることができます。大切なのは「心と繋がる旅にする! 」と決めて出かけること。これは、心に「繋がろうね! 」と声をかけてあげる行為。こころが弾むデザインの日記帳やスケッチブック、色鉛筆などをバッグに入れて、感じたことをマメにメモしたりスケッチしてみましょう。
「書く」または「描く」という行為はこころと繋がる最も効果的なツールのひとつです。なかなかひとり旅ができない状況にいる場合は、半日だけでもノートを持って出かけてみることで効果を感じることができるはず。
わたしたちの心は自分の本当の声を聞いてくれるチャンスをいつも待っています。
意識的に表現できる場をつくってあげることが大事です。「話してもいいよ! 」とサインを送ってあげることで心を解放されて癒していくことができます。
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