体を温めること=「痛みをブロック」
暑かったり寒かったりと天気のまばらな5月の天気。エアコンなどで温度調整しても、日常的に体の芯から温めるのはなかなか難しいもの。
冷え性の強い味方の湯たんぽはその点、冷えた肩や腰など体の部位をピンポイントで温めることが可能な上、電気代もかからなくてエコ。どこにでも持っていくことができてとても便利です。
「Bauchschmerzen: Wärmflasche wirkt wie Medikament」によると、ロンドン大学で社会生理学を担当し、湯たんぽの研究をしているブライアン・キング氏は「腹痛・膀胱炎・生理痛に湯たんぽが効くと言われるゆえんは、血行をよくするだけではない」と発表しています。
同記事では、細胞レベルにまで熱がいきわたることで内臓まで拡張され、さらに痛みのもとである箇所が40度以上に温められることによって「痛みに対するセンサー(ATP)」が反応すると伝えています。つまり湯たんぽは、痛みをブロックしてくれる痛み止めのような役割をしていると言うのです。
温めるべきは「沈黙の臓器」の肝臓
血行が良くなることで体中に酸素がいきわたり、代謝を促してくれる湯たんぽ。特に体の芯から温めたい場合には、実は肝臓を温めるのが一番効果的なのだそうです。肝臓のケアに関するサイト「疲れが取れない原因は肝臓かも」によると、解毒作用を促して疲れをとることはもちろん、目の疲れをとるのにも肝臓を温めることが効果的なんだそう。
近頃では持ち歩くのが楽しくなるようなデザインのものが多く販売されている湯たんぽですが、ドイツではFashy(ファッシー)と、Hugo Frosch(ヒューゴ・フロッシュ)が人気です。ぬいぐるみのようなカバーのキュートな湯たんぽならば、持ち運びをするのにも抵抗がありません。子どもだけでなく、生理痛に悩むドイツ女子にもそれらは重宝されていて、日本でも購入することができます。
image via Shutterstock
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