と思い立ったのは夏の終わり。それから交通会館のアンテナショップ『わかやま紀州館』で「熊野に行きたいんですが」と相談したり ガイドブックを買い込んで研究する毎日。熊野についての知識はほぼゼロからのスタートでした。
そして迎えた当日! 気分は遠足前日の小学生。カメラとフイルムの準備を整えて、お菓子と水筒も持って、花金の夜行バスから旅ははじまりました。
川下りを終えて川原家横丁の「むらたこ」さんでかき氷(みぞれ)をいただく。おいしい!前日のうちに観光協会でガイドさんの予約をしておいたので、午前中は神倉神社~寺町~熊野速玉大社を巡り、歴史や神話についてお話を聞きながらてくてく。 昔の人はすごかったんだなぁ......と遠い記憶に思いを馳せます。ガイドさんの情報量の多さにはびっくりしたのですが「私の先輩の方がすごいのよー」ととっても謙虚。 ガイドさんは常に複数待機しているそうですが、日々勉強・研究をしているのだそうです、尊敬。
市内散策が終わったあと「今ならまだ川下りに間に合うから」とガイドさんがテキパキと予約してくださり、午後は川下りにチャレンジ。 その昔、皇族の方々の参詣方法の一つとして船が使われたそうです。なんだか高尚な心持ちででガイドさんの話を聞きながら船に揺られて1時間半。水の音が気持ちいいなぁ、こんなに静かな時間があったんだなぁ。川下でこんな可愛らしい造形物にも出会いました。
新宮駅に戻ると既に日が落ちかけています。バスに乗って今日の宿に向かいます。 一日歩き回って足はパンパンですが、心がふっくらしています。気候が暖かいからかな。
『わかやま紀州館』
住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館地下1F
営業時間:10:00~19:00 (日曜・祝日は10:00~18:00)
実施日:毎日 午前の部 9:30/午後の部 13:30 ※事前申し込み必要
開催場所:新宮市観光協会(新宮駅構内)
参加費用:1,000円
TEL:0735-22-2840(新宮市観光協会)
主催者:新宮市観光協会