そこで歩き方が変だったり、猫背だったりしたら、どんなきれいでも残念な人のリストに入れられてしまいます。自分が猫背かも、という自覚のある人でも、ここ一番のときは姿勢を良くすることはできるもの。ただ、根本からなおっていないので、気を抜くとまたもとの猫背に戻ってしまうのです。
美に効くバレエ・ストレッチ女性たるもの(男性もですが)いつどこから人に見られても、すてきと思われていたい。そんな、日常のなにげない立ち居振る舞いから美しく保つには、根本からからだを、本来あるべきフォルムに整えることが必要なのだそうです。そんな立ち姿、歩き姿、座り姿を整えるために生まれた『美人をつくるストレッチ』(小石川書館刊)という本が味方になってます。
これは、バレエダンサーである津下香織・麻里亜姉妹の監修による、美に効くストレッチの紹介。服を着てスッキリ見えるよう、首、二の腕、脚、背中を重点的にするのが、このバレエ・ストレッチの特徴なのだそう。毎日することによって、からだがもともと持っている「美しい形」に近づくというこのメソッドに従って、私もストレッチをしてみました。
首ストレッチですっきり若々しさをまず最初は、首を伸ばすストレッチから。いまの時期、寒くなって一番縮こまっているのは首ではないでしょうか? タートルネックやマフラーに包まれてぬくぬくしていると、首を伸ばすことなど忘れてしまいそうですが、パーティーで胸元の空いたドレスを着たときに、首がスッキリしていないと、年よりずっと老けてみられてしまいます。バレリーナの特徴でもある長く伸びた首をイメージして、首のストレッチは真っ先に行いたいですね。これは、デスクワークの合間にもでき、仕事中の気分転換にもなります。
腕をねじって二の腕ほっそり、背中美しく
姿勢を良くするのに即効性があるのは、両手でタオルを持って、からだの前後で内側、外側と交互にねじるストレッチ。
これは年齢の出やすい二の腕や背中を引き締めてくれて、後ろ姿をスッキリとさせてくれるのだそうです。お腹などからだの前面にある部位は意識的にシェイプしていても、後ろはノーチェックという人も多いでしょう。背中周りは他人の目が行きやすいところなので、しっかり鍛えておきましょう。このストレッチはパソコンに向かいっぱなしでガチガチになった肩甲骨まわりを緩めてくれてリフレッシュできます。
バレエ・ストレッチは、ただ伸ばすというよりは、動作の起点は意識をしても動かさず、そこからじわじわと伸ばしていくことが大事なのだそうです。そうすることで、バレリーナのしなやかに伸びる筋肉が出来上がるのだそう。
胴体と脚のつなぎ目をストレートに
スプリッツで緊張感のある脚に
ここで紹介されている14のストレッチは、上記以外にも「胴体と脚のつなぎ目をストレートに」「ひざ裏が伸びると脚長に見える」といった、魅力的なタイトルのストレッチから、スプリッツ(開脚)みたいな、初心者にはハードルの高いものもあり、バレエをやったことのない人にも、かつてやっていた人にもわかりやすく紹介されています。
監修者の津下姉妹が本書でご紹介したストレッチをピックアップして、からだの「すっきりラインが目覚める60分」のスペシャルレッスンが実施されます。華やかな季節を前に、こっそり自宅でマスターして、自然体で美しいボディと姿勢を手に入れたくなりました。
『美人をつくるストレッチ』発売記念イベント「すっきりラインが目覚める60分」
日時:2016年12月15日(木) 13:00~14:00
会場:目白の杜(もり)スタジオ Aスタジオ(JR目白駅下車、徒歩5分/東京都新宿区下落合3-20-11 TEL:03-3951-5888)
定員:20名(事前申し込み制、先着順)
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写真撮影・石倉和夫