「ワクワクすることをしよう!」という言葉をよく耳にします。

「最近ワクワクしていない」とか「ワクワクの仕方が分からなくなってしまった」そう感じている人も少なくないはず。そもそも、ワクワクってどうやって見つけるものなのでしょうか。

ワクワクのエネルギーはすごい!

時間を忘れるほど何かに夢中になったり、次から次へとアイディアが湧いてきたり......。ワクワクしている人を見ていると、自分が楽しいことや興味を持ったことをどんどん追求してゆくキラキラしたエネルギーに満ちています。ワクワクする気持ちで何かに取り組んでいる人って、細かいことを気にしないで毎日を快活に生きているように見えますよね。全体的にポジティブな雰囲気に包まれている印象です。

好きなことを仕事にしている人々や、クリエイターなどの経歴を聞いていると、「ワクワクを追求していたらそれが仕事になっていた。いつの間にか世間に認められていた」なんて話をよく聞きます。側から見ると大変そうな道のりも、本人にとっては「没頭していた時間」なので、周りが思うほど大変な苦労を感じていなかった、という状況も見受けます。

時間を忘れるほど夢中になったり何かに没頭することができるのは、それがその人の好きなことだから、というのは一目瞭然です。つまり、ワクワクしている人は、自分の好きなことや楽しいと感じることに対して、まっすぐな気持ちで向き合っている人なのです。

まずは自分の「好き」を見つける

ワクワクを感じる体質になるには、まずは毎日の生活の中で自分が好きだと感じるものごとを大切に扱うことからはじめます。自分が何を好きなのか、どんなことにこころを動かされるのかを、小さなことから基本に戻って見つけていきます。たとえば、好きな雰囲気の場所、好きな音楽、好きな絵やイメージ、好きな言葉、好きな感じの人、楽しくなる活動など、とにかくなんでも自分が「好き!」と感じるあらゆるものごとを見つけていきます。

その過程で、それが「周りの人の意見」や「流行っているから」などの理由から惹かれているのか、それとも自分が本当に好きなことなのを見極めることも重要なポイントです。感性はこころで受け取るものだと言われています。 マインド(頭)で考える理由よりも、「自分のこころが喜ぶから」という視点でみていきます。自分の好きなことが他の人とは違っていても、一見全く役に立ちそうにないことでも気にしないこと。そして、こころが喜ぶ好きを見つけたら、日常にどんどん取り入れて、自分の時間とエネルギーをできるだけ注いでいきます

「好き」が知的好奇心を刺激する

自分が好きだと感じることを積極的に毎日の生活に取り入れていくと、「好き」への電波がぐんぐん広がり始めます。何かを好きだと思う気持ちが、さらなる好きへとつながって、気づいたらその分野のちょっとした知識が集まっていたりすることも。

人間はもともと、知的好奇心が備わった生き物。生まれたときから、自分が気になることや好きになったことに対して、興味を持って考える力が湧いてくるようにできているのです。つまり、自分がこころから好きなことを見つけたら、素直にそれに沿って暮らしていくことで自然にワクワクを感じるようになっているというわけなのです。

こころのブロックを外してみる

ワクワクが見つからない、ワクワクの仕方がわからない、という人は、自分の心がピュアに何かを好きだと感じることを妨げている可能性があります。これにはさまざまな原因が考えられますが、たとえば忙しすぎたり、周りを意識しすぎていたり、気疲れしていたりなどの理由で、こころがブロックされているようです。

また、「好きなことばかりをやってはいけない」とか「合理的な生き方をしなければいけない」などの、こころに潜む批判的な声が邪魔をしている場合もあります。批判的な声に耳を傾けすぎると感性が鈍ってしまい、自分の好きなことに自信が持てなくなってきます。心理学では、インナーチャイルドと呼ばれている、自分の中にある子ども心が傷ついているという見方をすることもあります。

子どもの頃に好きだったことや、若い頃夢中になったことなどを思い出してあらためて取り組んでみることで、何かヒントが見つかることがあります。意外な形で自分の中の子ども心が刺激されて眠っていた感性が磨かれてゆき、ワクワクを感じられる体質へと変わっていくだけでなく、自分に自信が持てるようになるなどの現象が起きることもあります。

ワクワクは、自分の個性を引き出す

自分の感じる「好き」を追求することは、自分を肯定的に受け止めてゆくジャーニーです。ワクワクしている人は、自分のユニークな個性を大切に扱って、自分の感性を信じているからこそ、キラキラと輝いているのかもしれません。ワクワクを感じる生活は特別な人の特権ではなく、誰にでも手に入れることができます。好きなこと、楽しいと感じることを毎日の生活にどんどん取り入れて、日常を彩り豊かにしていきましょう。

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