先日、行きつけの岩盤浴サロンで入浴中にシートマスクを顔に乗せている女性を見かけました。おそらく「毛穴が開いている状態だから、美容液成分がより入りやすい」と考えたのだと思います。


サウナ内でのシートマスクは意味がない!?

岩盤浴やサウナなどに入ると代謝が良くなり、栄養が体内に運ばれやすくなります。このときに出てくる汗は、体温調整以外に体内の不要なものデトックスする役割があります。そのため、発汗中に顔をシートマスクで覆ってしまうと、せっかく排出されたものが、ふたたび体内に戻ってしまいかねません! そもそも排出しようと躍起になっている状態なので、栄養が入りにくくなる、ともいわれています。

なかには「お風呂で使うと効果的」とうたわれているシートマスクも販売されていますが、それらは汗の役割を考慮し、汗と干渉し合わない様に設計されていたり、含んでいる美容液の粒子を細かくするなどの工夫がされているもの。

一般的なシートマスクでのパックを、基礎化粧のひとつとして考えた場合「美容液」の立ち位置にあたることが多く、基本的に

・お風呂上りなど肌がキレイな状態
・化粧水の後

に使うのが効果的です。

私は化粧水の代わりに「米のとぎ汁で溜まったヌカ」を顔に塗布して、その上からシートマスクをオン。ナチュラルな栄養を摂りこむのに適しているかわり、単体でパックするとあっという間に乾いてしまうため、乾燥を防ぐ目的としても、上からシートマスクを重ねています。


長時間のパックは、乾燥の原因に!?

乾くといえば「パックに含まれる美容液がもったいないからシートが乾くまで顔に乗せている」や「パック時間を待つのが面倒だから、そのまま寝ちゃう」という人もいるようですが、これではせっかくのケアが逆効果。シートマスクは吸水性が高いものが多く、乾いてしまうと再び肌から水分を取りこもうとするため、かえって乾燥肌の原因になってしまいます。商品のパッケージに記載されている目安の時間を守りましょう。

市販のシートマスクは、美白、保湿、エイジングケなど種類が豊富。最近ではオーガニックコットンを使ったシートマスクや自然派成分の美容液にこだわったものなども出ているので、目的に合わせて選び、効果的な使い方をすれば、どんどん美しくなれるはず!

美人モデル一押しの「お米のとぎ汁パック」

photo by Thinkstock/Getty Images

text by Ricky

約20年に渡り女性マーケットの様々な業務に従事。健康食品、コスメ、美容、開運、ジュエリー、着物、音楽などの知識と、カラーコーディネーター、販売士、PRプランナーの資格を持ち、現在は美容・健康関連、開運、スピリチュアル、ビジネス記事などを執筆すると共に、企業サイトの企画・文章作成などを行う。自身のロハス度=ノーケミカルコスメ、栄養バランス良い食生活と有酸素運動で腸内美人化計画。
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