一見するとまるでビーフジャーキーのようなビルトン。その名前の由来はオランダ語で、「BIL(牛の臀部)」と「TONG(細長く切ったもの)」。アメリカ合衆国農務省(USDA)からの認可を受けてアメリカ国内ではじめてビルトンづくりを開始した「Biltong USA」によると、製造工程についても、味も、栄養価にも大きな違いがあるといいます。
従来のビーフジャーキーは塩気が多く、また保存料や香辛料・さらに着色料などを使用していました。それに比べビルトンは、物が不足していた400年以上前から南アフリカやナミビアで作られていた方法で、自然のものだけを使用しているのが特徴。まず肉を細長く割いたものに酢をかけ、6~8時間冷所で寝かせます。これにブラウンシュガーやコショウ、コリアンダーなどを混ぜた香辛料を良くすりこみ、2週間ほど空気乾燥させます。水分が抜けて小さくなった頃あい(重量が40~50%ほど減ったら)を見て、パッキングして完成。半生のビルトンの消費期限は約3週間、一方、ドライビルトンは約2年間持つようです。
スポーツ栄養食、ダイエット中にぴったり2010年からEUへ輸入されるようになったビルトン。従来のビーフジャーキーに比べて、プロテインは同じぐらい摂取できるにもかかわらず、極端にカロリーが抑えられています。また、余計な化学調味料を使用していないので肉本来のうまみが引き出され、甘味があり、格別おいしいところがアスリートやダイエット中の人にも人気のヒミツかもしれません。
Biltong Barさん(@biltongbar)がシェアした投稿 - 2017 2月 21 2:03午後 PST
ヘルシーなパーティー・スナックやおつまみにも良さそう。
Roer & Moerさん(@roerandmoer)がシェアした投稿 - 2017 5月 15 1:17午後 PDT
軟らかさ・大きさ・味もセルフメイドの自家製のビルトンを作る人が急増中。
The Legend of Grill Huntersさん(@grillhunters)がシェアした投稿 - 2017 5月 3 5:52午前 PDT
美味しそうな色! 和牛のビルトンは肉好きのグルメな女性もきっと納得。
日本ではまだあまり見かけないかもしれないので、時間のあるときに手作りに挑戦してみては?
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