カンジダというと膣カンジダのイメージがありますが、菌自体は口の中から肛門に至るまでさまざまなところに存在する、常在菌といってもいいほどの存在でもあります。
このカンジダが腸の粘膜にいると、トラブルメーカーと化してしまうから困ったものです。しかもカンジダは糖質が大好き。カンジタを持っている人が甘いものをたくさんとると、腸を荒らしてしまうだけでなく、アセドアルデヒドを作ってしまうこともあります。
アセドアルデヒドといえば、そう、お酒を飲んだときに体内で作られる、二日酔いの原因物質。これを無毒化するためにがんばるのが肝臓です。つまり、甘いものを食べれば食べるほどカンジダが元気になってしまい、ますます肝臓に負荷をかけてしまうため、ふだんの仕事がまっとうできなくなることに......。
気になる人はドクターの力を借りてもちなみに膣カンジダの経験がある女性は、腸にもいる可能性が高め。また、ピルや抗生物質を長期間使っていた人も気になります。もし心当たりがあるなら、糖質を控えるのはもちろん、栄養療法に明るいドクターの力を借りてみるのもいいかもしれません。
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