新年最初の満月は、2018年のうちで地球にもっとも接近したタイミングで満月になり、見かけの大きさが年内最大に。俗にいう「スーパームーン」です。夜明け前、月が西の空に沈む直前が見頃です。
皆既月食&ブルームーン(1月31日)全国で、月の欠け始めから終わりまでの全過程を肉眼で観察できます。21時前から部分食が始まり、22時30分頃に皆既食がピークに達し、部分食が終わるのは日付が変わって午前0時過ぎ。皆既食の最中は、赤銅色に変化した月が夜空に浮かびます。また、この日の満月は、1月中に生じる2度目の満月なので、ブルームーンでもあります。
ブルームーン(3月31日)ブルームーンとは天文現象ではなく、月が青く輝くわけでもありません。こよみと関係があり、1ヵ月間に2度満月が生じるときの、2度目の満月のことです。2018年は1月31日と3月31日の満月がそれにあたります。ブルームーンを見ると幸せになれるという言い伝えがあります。
ストロベリームーン(6月28日)6月の満月をストロベリームーンと呼びます。また、夏至の日に近い満月や、初夏の赤みがかった満月をさす場合も。ストロベリームーンを見ると「幸せになれる」「好きな人と結ばれる(結婚できる)」といわれています。
皆既月食(7月28日)年内2回目の皆既月食です。未明から明け方にかけて食が起こり、月食の状態のまま月が西へ沈んでいく「月入帯食」となります。月の近くには地球に接近中の火星が赤く輝き、2天体の美しい共演が見られるでしょう。
火星の大接近(7月31日)火星は、約2年2ヵ月の周期で地球への接近を繰り返しています。前回(2016年5月31日)の接近では、地球と火星の距離は約7500万kmでしたが、2018年は約5800万kmまで距離が縮まって「大接近」に。ここまで接近するのは2003年以来で、なんと15年ぶり。スーパーマーズの到来です!
ペルセウス座流星群(8月13日)見頃は、8月13日未明となりそうです。新月を迎えて間もないので、月明かりの心配もなく、たくさんの流星をキャッチできるでしょう。
中秋の名月(9月24日)中秋の名月とは、旧暦8月15日のお月様のこと。昔から、1年のうちでもっとも美しい月とされ、お月見をするのが習わしです。
ふたご座流星群(12月14日~15日)見頃は、14日の夜遅くから15日の明け方まで。月は上弦になる手前で、日付が変わる前には沈むため、月明りの影響は心配なさそうです。空を見上げるときには、防寒対策を忘れずに。
誰の頭上にも広がっている夜空を見上げ、月や星の輝きを目にすることは、何気ない日常に掘り出しものを見つけるようなもの。「空を見上げる」という簡単な行為を意識するだけで、暮らしの中でワクワクや感動を体験できるのです。2018年は星空を人生の一部に、日々の暮らしをより楽しく、心豊かに過ごしましょう。