商品の買い換えをあえて遅らせる逆張りの発想
「IKEUCHI ORGANIC」は、最大限の安全と最小限の環境負荷で100%オーガニックにこだわったものづくりを行っています。また、「2073年(創業120年)までに食べられるタオルをつくる」という目標を掲げ、タオルをより進化させ、新たなタオルの楽しみ方も教えてくれます。そんなオリジナリティあふれるタオルブランドの新たな試みは、なんと「タオルメンテナンス」サービスです。
タオルを使っていくと、風合いが変わってくるのは当たり前のことですが、タオルのメンテナンスをすることで新品のような風合いを復活させ、長い間愛用してもらおうという想いから発案されました。商品の買い替えをあえて遅らせ、日用品を愛用品に変えようというこの試み。
買い替え需要が減ると、会社としては困るのではと思ったのですが、長持ちする高品質の商品を世の中に送り出し、大切に使ってもらって、無駄な消費を無くすことを考えての新サービスだそうです。長く風合いが変わらず使うことができれば、もはやそのタオルでなくてはならないという愛着が湧きそうです。
タオルメンテナンスサービスの流れ
サービス開始に先駆けて、FC今治の選手へのサポートとしてメンテナンスを行っていますが、タオルメンテナンスは洋服のクリーニングと同じイメージです。
タオルをIKEUCHI ORGANICの直営店に持ち込む。 タオルドクターが洗濯・乾燥・お手入れを行う。 自分で良い状態が保てるよう、問題点とお手入れ方法のカルテとタオルを受け取る。アドバイスのカルテがあると、次回からは、自分自身で正しい洗濯と干し方を実践できそうです。
何年使ったかもわかりやすい記念イヤーのタオルも
1、2年なら、このタオルは何年使ったと覚えていますが、長年愛用しているとわからなくなるものです。私自身「IKEUCHI ORGANIC」のファンで、10年くらい愛用中のタオルがあるのですが、きちんとした年代がもうわかりません。ただ、ひとつだけ、いつから使っているかがはっきりしているタオルがあります。それが「コットンヌーボー」です。
ワインのボジョレのように、その年に収穫されたオーガニックコットンだけを使って織り上げられるタオル。従来は、農作物である綿花の出来が毎年違うことから、ブレンドして均一の品質を保つように作られるのですが、こちらはあえてその年のコットンを楽しもうという試みで、今年で8回目。2018という文字が織り込まれています。結婚記念日や赤ちゃんが生まれた記念のお祝いに選ぶ人も多いそうです。今年は、第2世代といわれるほど進化したそうなので、10年後の2028年にどんな風合いになっているか今から楽しみ。
バスタイム後にお気に入りの風合いのバスタオルに包まれると、とてもリラックスできます。ヨガやジョギングのお供に、また、これから汗をかくシーズンに向けて、お気に入りのタオルをより長く大切に使っていきたいです。