引っ越しや転勤で生活環境が変わると、今まで通っていた歯科や医院へのアクセスが不便に。近所で探し直さなければいけなくなりますが、どこでも相性が良いお医者さんとは限りません。

引っ越したばかりの私も、新しい「マイかかりつけ医」を探しているひとり。そんな時手にした1冊の本で、ネットを使って簡単に、自分に合うかかりつけ医を探せる方法があることを知りました!

その本は『実はすごい町医者の見つけ方』。杓子定規の大病院ランキングでは分からない、自分の希望に合うお医者さんの探し方が紹介されています。

まずはネットの検索機能を使って、探したい都道府県と診療科目、交通手段などから「東京都○○区 歯科 ○○駅」のようなキーワードで検索し、数件の候補に絞り込みます。とまぁ、ここまではすぐに思いつきますが、ここから先が知っていると便利なチェックポイントなのです!


いいお医者さんをみつけるための3つのチェックポイント

・絞り込んだ数件の「医者プロフィール」をチェック
かかりつけ医として探す中小病院・診療所は、お医者さんが1名しかいないことが多いため、お医者さんの個性やキャリアがそのまま病院、診療所の特徴になります。例えば性別。女性特有の症状で通院する際、男性ドクターより女性ドクターに診てもらいたい人も多いと思います。女性ドクターが在籍している所を探すのに、サイトの医者プロフィールページが役に立ちます。

・学歴よりも経歴がポイント
医者が余り気味の大学病院に長く勤務していたお医者さんより、一般病院で、より多くの患者さんとその症例を診てきたお医者さんの方が、腕が磨かれている可能性が高いそうです。

・住所で雰囲気が分かる
病院や診療所を開業するには莫大なお金がかかります。その為、一戸建てタイプの病院や診療所は親の代からそこで開業している場合がほとんどで、業務外でも近所づきあいを大切にしていることが多いようです。反対にマンションの一角にある場合、開業医自体がそこの出身でなく、仕事場として選んでいる場合が多いため、あまり通院以外で深いつきあいを望まないタイプの人に適しているかもしれません。


この他にも、「専門医の専門範囲は意外と広い」ことや「大病院より中小病院の方が金額面で安くなることが多い」など、知っておくだけで安心できる病院探しのノウハウが、実は沢山あることがわかりました。

どこで診てもらえばよいか分からない時、とりあえず何でも揃っている大きな病院に行こうとしますよね。でも、風邪や虫歯などのよくある病気なら、普段そのような「死につながりにくい」病気は診ない大病院より、「死につながりにくい」病気を頻繁に診察している町医者の方が、実は症状をよく理解していることが多いのだとか。

患者側の私たちも、普段は近所の「マイかかりつけ医」のお世話になり、重篤な病気以外では大病院を利用しないようにすることが、必要な人が必要な病院で最適な治療を受けられる環境に貢献できるのではないかと思います。


実はすごい町医者の見つけ方~病院ランキングでは分からない
価格:630円(税込)
講談社プラスアルファ文庫

photo by Thinkstock/Getty Images

(Ricky)

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