3月17日(日)はセント・パトリックス・デー(St. Patrick's Day)!
アイルランド系移民の大事なお祭り
クリスマスやハロウィンに比べるとまだまだ日本では馴染みのない祝日ですが、この日は、アイルランドにキリスト教を広めた聖人聖パトリックの命日で、アイルランド系移民の多いアメリカでは、少しでもアイルランドの血が流れているとそれが騒ぎ出すのがわかると言われるほど大事な行事です。この日は街中がシャムロック(三つ葉のクローバー)やアイルランドに伝承される妖精レプラコーンなどのアイルランドのシンボルであふれ、盛大なパレードが行われます。
街中が緑色一色に!
美しい緑の風景が多いアイルランドは「エメラルド色の島」と呼ばれており、この日は街中がシンボルカラーである緑色一色になります。シカゴ川は染料を使って緑色に染められ、パブでは緑色のビールが出されます。シカゴ市警察もその日はシャムロック(三つ葉のクローバー)つきの特別の警察バッジをつけ、大リーグでも特別の緑色のユニフォームを着用します。ウィスコンシン州ニューロンドンもその日だけは町名までニューダブリンになってしまうという徹底ぶり!
また、アメリカではその日に緑色のものを身につけていない人は「つねってよい」という風習があるため、グリーンの服やアクセサリーを身に付ける人が街中にあふれます。この日の夜はアイリッシュパブに繰り出し、コンビーフ(塩とスパイスに漬け込んだ牛肉)&キャベッジやポテトシチュー、アイリッシュビールやアイリッシュウイスキーを滴らしたアイリッシュコーヒーなどアイルランドの伝統料理を楽しむ人も多くみられます。
日本でも楽しめるセント・パトリックス・デー
そんなアメリカの春のハッピーでハートフルなお祭り気分が日本でも味わえます。3月17日に開催されるセント・パトリックス・デー・パレード・東京 2013は、5万人規模のパレードなので、この日は会場の原宿・表参道が緑一色になるはず。 また、都内のアイリッシュバーでもイベントをするお店がたくさんあるとのこと!
3月17日は、みんなでグリーンの服を着てパレードに繰り出し、アイリッシュバーで伝統料理とアイリッシュビールを楽しみたいです!
[セント・パトリックス・デー・パレード・東京 2013]
日時:2013年3月17日(日)14時〜16時
コース:表参道ヒルズ前から246 号線に向かって進み、表参道交差点でU ターン。進行方向を変え表参道沿いを歩き、明治通りで再度U ターン、神宮前小学校へ。
主催:アイリッシュ・ネットワーク・ジャパン 東京パレード実行委員会
後援:アイルランド大使館、渋谷区
◎都内で開催されるアイリッシュバーのイベントはこちら>>
IRISH PUBS IN JAPAN
[参照元:Irish Network Japan]
photo by Thinkstock/Getty Images
(佐々木祐里)