自分にぴったりの相手を見つけるのはカンタンではありません。

出会いを求める人たちを見回してみても、「カエルばっかりで王子さまが全然いない! 」という気分になることも(メーガン妃がうらやましい!)。理想のパートナーを探す際、相手のどこに注目したらよいのでしょうか。

専門家3人に聞いた、理想のパートナーを探す方法

そこで人間関係についての専門家3人にお話を伺いました。

アドバイスをくれたのは、『Getting the Love You Want』30周年記念号の著者で、夫婦で結婚カウンセラーをつとめるハーヴィル・ヘンドリックス博士とヘレン・ラケリー・ハント博士、そして結婚および家族セラピスト(LMFTA)のエイミー・マクマーハン博士です。

01. 相性が合う人

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相性が合わないことを理由におつきあいをお断りしてしまっても、気に病むことはありません。

女性は最初に、相手の魅力を見きわめてから惹かれるものだ、とマクマーハン博士。

「この人と会話を続けることができるかな? この人と話をすると元気になれるかな? と、私たちは心のなかで考えるわけです。そうした要素が、今後ふたりの関係をしっかりと深めていくための土台となります」

02. 自分の弱さを見せることができる人

人を寄せつけないタイプの相手と関係を築くのは難しい

「男性は権力を持つのが当然のように育てられていますが、自分の弱さを見せることができる人は慣習に反する意志があり、権力をひけらかしたりしません」とハント博士。

ふたりの関係性を築くには、男性は進んで自分の弱さを見せる必要があり、そうなるには相手に心を開かなくてはならないのです」。そしてこれは、女性にも言えることですよ!

03. 安定性のある人

安定性には3つあり、かなり重要です。「安定性とは、感情的に安定していること(したがってすぐにキレたりしない)、それから経済的に安定していること、そして関係的に安定していることを指します」とヘンドリックス博士。

聞きなれない3番目については、ヘンドリックス博士は次のように説明します。相手のことを予測できるし信頼もしているので、相手に任せても問題ないと思えること、一緒に家を所有したり、子どもを育てたりするときに、その相手こそがあなたにとって本当に頼りになる人物だということです。

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04. あなたを対等に扱ってくれる人

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これまで誰かとつきあっている間、自分をつまらない人間だと感じたり、自分の意見も言えない状態にあったなら、それはパートナーがあなたを対等に扱っていなかったのが原因かもしれません

「何千年もの間、女性は社会的、経済的、政治的、性的、あらゆる面で男性と平等ではありませんでした。こうした男女間の対等に関する文化的な食い違いも、いまでは変わりつつあります」とヘンドリックス博士。

「女性は男性と対等に扱われたいと考えていますが、だからといってそれは必ずしも、男性と競って優位に立とうとするものではありません

05. 認識力がある人

パートナーを変えようとするのではなく、パートナーに影響を与えたいと思うのはOKです。マクマーハン博士いわく、幸せなカップルを幸福にするものは何かについて研究しているジョン・M・ゴットマンによるリサーチでは、男性がパートナーに影響を受けることをよしとすると、ふたりの関係がよりうまくいくとのこと。

「このリサーチによると、ほとんどの女性はすでにそうしているのですが、男性は違うようです」とマクマーハン博士。

相手から影響を受けることにオープンでいられる男性は、パートナーの気持ちや求めていることを認識し、それに応えてくれるのです。

06. 「今ここにいる瞬間」を意識している人

人が話しているときにスマホを見たりよそ見したりするのではなく、話している人に意識を向けることができる人を意味しますが、これはお互いにいえること。あなたにとって大切な人が話しているとき、心ここにあらずではダメですが、一方で相手にも同じことを期待すべきです。

ただし、今ここにいる瞬間を意識することには、相手に反応することも含まれる、とヘンドリックス博士。つまりパートナーからショートメッセージや電話がきたら、すぐに返事をするか、またはきちんと返事ができるまでちょっと時間がかかることを相手にきちんと知らせるべきです。

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07. あなたに好奇心を持っている人

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パートナーがあなたに興味をもっていると感じるのは大切なこと。

「私たちは(カップルに)判断から好奇心へとシフトするようアドバイスしています。相手のすることや振る舞いでジャッジするのではなく、それに対して好奇心を抱くようにするのです。どうしてそういう服を着るのか、なぜそういう行動をとるのか、興味を持つようにするのです」とハント博士。

とはいえ、あなたを尋問するような人や、質問攻めにするような人はやめたほうがいいとハント博士は注意しています。

08. 守ってくれる人

これは議論の余地なし、とヘンドリックス博士。「だれしも、常に安心感を得られる人と一緒にいたいと思うもの。”あなたと一緒だと安心、自分を防御する必要もないし、あなたのそばにいれば、私は大丈夫”と言いたいのです」

09. ありのままのあなたを受け入れてくれる人

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あなたを変えようとする人は、ふさわしい相手ではありません。「求めるべき相手は、あなたに評価を下したりせず、常にあなたを高めてくれたり、成長させてくれようとする人です」とヘンドリックス博士。

「私たちは自分たちの娘にも、男性から批判されていると感じたなら、彼にはお帰りいただくか、自分から去るようにと言っています」。

もしあなたが誰かに批判されたり、非難されたりしたなら、ありのままのあなたではダメ、あなた自身が変われば受け入れてやると言われているのです。

10. 自己主張ができる人

自分がしてほしいことを伝えてくれない人はお断り。「これは関係を長続きさせるうえでもっとも重要なことのひとつ」とハント博士。

「これができない人がとても多いのです。何か頼んでも大丈夫、と思えなくて、つきあっている相手に対して、背中をときどきマッサージしてほしいとか、足をマッサージしてほしい、といったことすら伝えられません」。

ハント博士いわく、健全な関係にあるカップルは、相手に何をしてほしいのか、どうしたらもっとも愛されていて大切にされていると感じられるのかを、お互いに伝えあうことができているそうです。

Alexis Jones/10 of the Most Important Qualities Women Look for in a Guy
訳/Maya A. Kishida

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