日常生活の中で節電や節水を心がけているけれど、それって何のため? 地球のため......だけど、一番の理由は「なんとなく」かも。そこでエコへの意識を高めるために、今週末3月23日(土)に行われる「Earth Hour(アースアワー)」に参加しようと思っています。
地球温暖化に立ち向かう国際的なイベント
アースアワーとは、パンダのマークでおなじみの環境保護団体WWFが提唱して、2007年から始まったキャンペーン。世界中の人々が、同じ日の同じ時刻に電気を消すアクションを通じて「地球温暖化に立ち向かう」意思を表明する国際的なイベントです。現地時間に合わせて行われるので地球上を東から順にリレーのようにつないでいくことになります。参加するのは、世界7大陸の152か国で、約7,000の都市や町で世界がひとつに!
日本では、3.11への祈りを捧げます
日本での参加規模も年々拡大中で、2012年は約 100の法人・団体から200を超える事業所が参加しました。今年も東京タワーのほか、銀座ソニービル、京都タワー、五稜郭、横浜マリンタワー、大洲城、東山スカイタワー、別府タワー、ツインアート138など多くのランドマークや、ラマダホテル大阪、IKEAなどで実施されます。(参加企業・団体はこちら)
アースアワーでは消灯の他に+(プラス)アクションを起こすことを呼びかけていて、キャンドルディナーやチャリティコンサートなど、独自にエコイベントを企画する機会にもなっています。日本ではプラスアクションとして3.11の被災地へ祈りを捧げる予定です。
東京タワーではアート集団「ミラーボーラー」とのコラボイベントを実施。発電装置付き自転車を漕いで、電気に頼らずにミラーボールを点灯させます。また、自宅にある使っていないものを参加者同士で持ち寄って交換する「ぶつぶつ交換会」&キャンドルナイトを砧公園周辺で行います。
実際にイベント会場へ行けなくても、個人で参加できるのがアースアワーの良いところ! 具体的にに参加する方法は下記の通り。
アースアワーに個人で参加する方法
◎3月23日の20時30分に、電気の灯りを消します
◎ろうそくを灯し、被災地に向けて祈りを捧げます
◎地球温暖化と普段の暮らし、身近なことと地球のことを、静かに考えます
◎そして、世界の人びとが同じ気持ちを抱いていることを思ってください
◎21時30分になったら、ろうそくを消し、明かりをつけましょう
参加後は「心とろうそくの灯りを共有」するのが◎。アースアワーのFacebookページでキャンドルナイトの様子を投稿し、世界中でシェアすれば一体感が強まります。
普段何気なくしている小さなことでも、みんなで行えば大きな力になります。アースアワーで地球とのつながりを実感できたら、より地球にやさしくできそう!
photo by Thinkstock/Getty Images
(松浦松子)