今回は、心身ともにリラックスをすることで、「急かし」に振り回されずに本来の自分のリズムを取り戻し、より質の高い生活を送るための方法を7つお届けします。
心と身体の結びつきを意識するソフロロジーのリラックス法
このリラックス法は、ソフロロジーのアプローチの一つ「スロー・アティテュ—ド」というものです。ソフロロジーは、日本では出産の際に使われていますが、もともとは自分の意識に働きかけることで、心身ともにリラックスさせるための療法です。身体の神経、筋肉、呼吸までも意識することで、心と身体の結びつきを感じることを重視します。ソフロロジーを実践していくことで、自分について新たな発見をし、長所をより伸ばすことができるともいいます。
自分のリズムを取り戻すための7つの「スロー・アティテュ—ド」
1.1〜2時間に1度、深呼吸をする
深呼吸をゆっくり5回繰り返します。下腹部に意識を集中させながら息を吸った後、頭から足先へと体全体に意識を集中させながら息を吐き出します。
(SOPHROLOGIE LUDIQUEより翻訳引用)
2. 自分ひとりの時間を予定表に書込む
仕事や友達との予定ばかりで埋まった予定表に、自分ひとりで何かをする時間を書き込みます。
(SOPHROLOGIE LUDIQUEより翻訳引用)
気になるカフェ、マッサージ、展覧会、映画に行くなど、自分だけの至福の時間を過ごすことは、自分のリズムを取り戻させてくれます。
3. 何かをしている時、急ぐ必要性を自問する
(SOPHROLOGIE LUDIQUEより翻訳引用)
仕事中や移動中など何かをしている最中に、「果たしてこんなに急ぐ必要はあるのか?」と自分に問いかけてみます。これは、つい何でも早く終わらせようとする習慣を見直すのに役立ちます。早く物事を済ませようとしていると、心のどこかで焦りや苛立ちからストレスを感じているものです。もし本当に急ぐ必要がないのならスピードダウンして、ストレスを感じる局面をできるだけ減らしていきます。
4.普段使う言葉を少し訂正する
例えば、「これをすぐに済ませよう」と言う表現を、「時間をとって済ませよう」という風に変えるだけでも、意識に働きかけることができます。
(SOPHROLOGIE LUDIQUEより翻訳引用)
急ぐことで受けるストレスを減らし、物事をゆっくり済ませるように練習します。
5.「自分で作った」と言えることをする
「料理するのが面倒だから」と、出前や外食で済ませるのではなく、時間をとって料理をしてみるのもおすすめです。
(FEMININBIOより翻訳引用)
これは、自分で目に見えるものを時間をとって作りあげた、という実感を大切にするためです。料理以外にも、陶器、縫い物、編み物などの教室に通うことも、その手段の一つです。
6. 5分間何もせずに目を閉じて、ミニ・ポーズをとる
昼休みや帰宅後、目を閉じて5分間何も考えないようにします。
(FEMININBIOより翻訳引用)
こうするだけでも、頭がすっきりし、「スピード」が生む無意識の競争ストレスから解放されることができます。慣れる前は、1分からでもいいので始めてみましょう。
7.ゆっくりと味わいながら食事をする
(FEMININBIOより翻訳引用)
早く物事を済ませる癖がついている人は、食べる時間までも惜しんで、ご飯をかき込むように食べるのが習慣になっていることも多いようです。せっかくの食事の時間は、素材や食感、味覚に意識を集中させて食べるようにするだけで、幸福感もアップし、「急ぎ癖」からも解放されます。
日常生活でできることばかりのこの「スロー・アティテュ—ド」の実践。大切なのは、スピードが重視される日常のあらゆる場面で、過度なストレスを自分自身に与え続けないようにすることです。これらを少しずつでも行なうことで、本来の自分にあった自然な生活リズムを取り戻してみませんか。
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