2月の満月:美しさに磨きをかける「美容の月」
【満月の瞬間】
2月20日(水)0時54分
突然ですが、月の満ち欠けのマーク(月相図)が記されているカレンダーをご覧ください。2月20日(水)に満月のマークがついていますよね。けれど、天体はつねに動いているので、一日の中でも少しずつ位置を変えています。満月とは、地球を真ん中にして、月が太陽の反対側にきたときですから、日付だけでなく時刻も重要なポイントです。
2月20日、月が地球にもっとも近づいたタイミングで満月(スーパームーン)になるのは、午前0時54分。
ということは……20日の日没以降に見る月よりも、19日の夜から20日にかけて見る月のほうが、より満月に近いことになります。スーパームーンのパワーを最大限に活用したい人は、19日から20日へと日付が変わる頃を意識しましょう。
あふれんばかりの光で満たされた満月は、昔から女性の美しさと密接な関わりがありました。たとえば、月光浴で若返ろうとしたり、月明かりの下で髪をブラッシングしたり、月に向かってバストが豊かになるようにおまじないをしたり……。現代のような美容術がない時代だからこそ、自然のパワーを取り入れて美しくなろうとしたのかもしれません。
今回の満月はスーパームーンですから、その効果に期待が高まります。とはいえ、現代人の私たちが実践する場合は、攻めのケアよりもリラックス系が◎。
というのも、そもそも満月は「豊かさ」の象徴であり、癒しを与えてくれる存在でもあるからです。アロマで空間を満たす、キャンドルを灯す、ゆっくりと湯船につかるなど、うっとりするような時間をつくりましょう。そうすれば、ココロが豊かになり、真の美しさが育まれるはずです。
癒しをもたらし、美に対する気持ちを高めてくれるお月さま。それが2月の満月です。
ココロに働きかけるローズのチカラ
image via shutterstock 【ローズ】
・別名:バラ
・学名:Rosa gallica
・ティーに使う部位:花
観賞用としてはもちろんのこと、コスメの香料としても人気の高いローズ。ティー(食用)に適したものは、ハーブショップやお茶の専門店などで手に入れることができます。
花びらで淹れたティーは、甘くて優雅な香りが特徴的。湯気とともに立ち上るその香りは、張りつめた神経をやわらげ、気持ちを明るくしてくれるので、落ち込んだときや疲れたときに飲むのがおすすめです。
また、ローズには、肌を引き締める作用や、ホルモンバランスを整える働きがあるといわれていますから、女性の健やかさと美しさをサポートするハーブとして、かかせない存在といえるでしょう。
ローズは、多くの神話の中で「女神」や「愛」と結びつけられ、昔から愛情や癒し、幸運に深くかかわると信じられてきました。癒しや幸運をもたらす点は「月」とも共通しますから、スーパームーンを眺めながらでいただくティーは、ローズに決まり! です。
2月20日(水)の深夜:月光浴でカラダもココロも美しく
古くから、月の光には浄化作用があると考えられていました。そのパワーは、満月に近づくほど強まるといいます。
また、インドの伝統医学によれば、月光には細胞を活性化させるアンチエイジングの効果があるのだそう。科学的根拠はないものの、昔からの言い伝えや施術法が存在するからには、何らかの効果や実感があったに違いありません。試す価値は、大いにあるはず!
2月の満月はスーパームーンです。その月光をたっぷりと浴びて、ココロを浄化し、カラダを活性化させましょう。月が真南に昇ってくるタイミング(南中)を狙うと、月が頭上高くにあるので、月の光をシャワーのように浴びることができますよ。
月が南中するのは、2月19日から20日へ日付が変わる頃。それからまもなくスーパームーンになるので、月光浴とスーパームーンをセットで楽しんでくださいね。
次回は、3月の新月。3月7日(木)です。
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イラスト/カイフチエリ