ニキビのでき方は年齢に関係なく、若い頃も昔も同じです。皮脂腺を含む毛穴が塞がれ、汚れ、バクテリア、細胞が栓を作り出すというものです。
ほとんどの女性にとって、月経の前後や、更年期移行の間のホルモンの変化が原因になるといいます。また、偏った食事とストレスも要因のひとつ。
さあ、どのように治していきましょうか。皮膚科医が、厄介なニキビを治すベストの方法を教えます。
自分でできる「大人ニキビ」対策は、こちらの記事で。
1. 抗菌薬やレチノイドの塗り薬を使う
軽度から中等度のニキビの場合、皮膚科医はたいていクリンダマイシンやエリスロマイシンなどの抗菌剤の塗り薬や、殺菌作用のある過酸化ベンゾイルを使ったニキビ洗顔をすすめます。
敏感肌のためやさしく洗顔したいなら、過酸化ベンゾイルをニキビのスポット治療に使います。
より重度のケースでは、処方レチノイドが必要になるかもしれません。「これは本当にスタンダードな治療法です」と、ニューヨークシティー、マウントサイナイ病院の美容・臨床皮膚科研究責任者の医師、ジョシュア・ツァイヒナーさんは説明します。
レチノイドと抗菌剤を組み合わせた薬があります。それぞれが分かれた製品よりも効果的な場合もあります。レチノイドには、しわを防ぐ効果(コラーゲン産生を刺激)があり、とりわけ成人のニキビ患者に効果があるのです。
2. サリチル酸を使う
image via shutterstockサリチル酸も、市販のニキビ薬によく使われています。ゲル、フェイスシート(拭き取り洗顔ペーパー)、クリーム、洗顔料に含まれています。
サリチル酸は腫れや充血を抑え、毛穴の詰まりを防ぎます。肌の乾燥しすぎを防ぐには、ティーン向けではなく成人女性向けの製品を探します。最初はサリチル酸2%のものを目安に。
3. ブルーライト療法を検討する
image via shutterstockブルーライトの光線は毛包を透過し、ニキビの原因になる細菌を死滅させます。
アミノレブリン酸と呼ばれる薬剤が、ブルーライト療法で使われることもあります。
これは一時的な発赤(皮膚の赤み)を引き起こすこともあるので要注意です。ほとんどの場合、治療は複数回行われます。
4. 皮膚科医にアルダクトンについて聞く
image via shutterstock高血圧治療に長い間使用されてきた、処方薬アルダクトン(一般名スピロノラクトン)が、ホルモンの影響でできるニキビの治療に使われることがあります。
経口摂取の錠剤で、アンドロゲン(ホルモン)の受容体をブロックして、大人ニキビの原因になるテストステロンの急増を制限します。
5. 経口避妊薬について医師に相談する
image via shutterstock「経口避妊薬(ピル)は排卵に必要な黄体ホルモンの大量分泌を防ぎ、月経の周期を安定させ、皮脂腺が過剰に働かないようにします」と、チェイスナーさん。
一方で、経口避妊薬には、血栓や膣の乾燥など副作用の可能性があるので注意してください。
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