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アンダーヘアの処理、おすすめは? 専門医に聞く、デリケートゾーンのモヤモヤ
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アンダーヘアの処理、おすすめは? 専門医に聞く、デリケートゾーンのモヤモヤ

2019-03-14 23:00
    デリケートゾーンの悩みは、なかなか人にも相談しづらいもの。「私のあそこって、ぶっちゃけどうなの?」なんてパートナーにも聞けません……。

    そんなデリケートゾーンについての気になるモヤモヤを、美容婦人科のスペシャリスト、みつゆき みどり先生にぶつけてみました! デリケートゾーンの悩みを深める、日々のNG行動も明らかに!

    アンダーヘアの処理、おすすめは?

    アンダーヘアの脱毛は、若い世代だけでなく中高年にも一般的になってきているといいます。最近では「介護脱毛」という言葉も登場。将来、もし介護を受けるときになったときにも清潔を保ちやすいようにと、40代、50代で脱毛を始める人も増えています。

    アンダーヘアの処理の代表的なものといえば、カミソリによる自己処理、ブラジリアンワックス、医療脱毛など。医学的、衛生的には、どの方法で脱毛しても問題はありません。ただ、肌への負担、処理の頻度などはそれぞれに異なるため、自分に合う方法を選びましょう。

    カミソリによる処理はもっとも手軽ですが、カミソリ負けによる肌のかゆみ、そり跡のチクチクなどが気になるかたが多く、長期間続けていると黒ずみの原因にも。

    ブラジリアンワックスは、脱毛直後の肌が敏感に。赤みやかゆみなどが生じることがあります。また永久脱毛ではないため、1〜3週間ほどでまた生えてきます。何度も同じ部位を繰り返していると、色素沈着を起こすことも。医療脱毛は、効果が持続し、自己処理の煩わしさから解放されるという点がメリットです。

    黒ずみ予防の第一歩は、脱・摩擦!

    アンダーヘアの処理問題とならんで、気にしている人が多いのが黒ずみ。脱毛をして外陰部があらわになったことで、大陰唇、小陰唇の黒ずみが気になるようになった、という人も。

    デリケートゾーンはもともと皮膚が薄く、ちょっとした刺激でもメラニン色素が生成されやすい部分。とくに気をつけたいのは、摩擦によるダメージです。下着による締め付けやこすれ、アンダーヘアの自己処理、トイレでの拭き方などにも注意が必要です。

    ショーツはさまざまな形のものをローテーションで着用し、同じ場所ばかりが刺激されないようにしましょう。

    また、トイレに行ったときには、ゴシゴシこすらないこと! おしっこのときには、たたんだトイレットペーパーを5〜10秒ほど押し当てるだけでOK。きれいにしようとゴシゴシ拭くのは、かえってアンモニア成分が粘膜にすりこまれることになって逆効果。においの原因にもなります。

    生理のときのナプキンかぶれも黒ずみの誘因となるので、こまめに交換する、かぶれやすいときは布ナプキンに替えてみるなど工夫を。

    美白したいときには、デリケートゾーン専用のアイテムを使いましょう。どうしても気になるなら、クリニックでレーザー治療やホワイトニングなどを受けるのも一案です。

    気になるにおい、原因と対策は?

    おりもののにおいが気になる、という声もよく聞きますね。においをなくしたいといって、膣の中までていねいに洗ってしまうという人がいますが、これは絶対NG。膣内は弱酸性なので、少し酸っぱいにおいがするのが正常なのです。

    膣内を石鹸で洗うと、膣の善玉菌まで洗い流してしまい、かえってにおいが強くなったり、おりものが増えてしまったりすることに。

    膣は、できればデリケートゾーン専用ソープを使い、外陰部だけを洗うのが正解。たっぷり泡だて、ひだとひだの間を指でやさしく洗いましょう。膣のなかは洗わなくてOKです。

    おりもののにおいがいつもより強くなったり、生臭いにおいが感じられたりするときには、抵抗力が落ちているサイン。性感染症に感染している可能性もあります。気になるときには、婦人科を受診して。

    膣の抵抗力が落ちるとなりやすいカンジダ膣炎

    デリケートゾーンのトラブルとしてポピュラーなものに、膣カンジダがあります。

    性病と勘違いされることも多いですが、そもそもカンジダは、膣内の常在菌のひとつで誰もが持っているもの。ストレスや疲労、抗生物質の服用などによって常在菌のバランスが変わると、カンジダが異常増殖してかゆみや、白いカッテージチーズのようなおりものなどの症状が現れます。

    カンジダ膣炎と診断された場合は、抗真菌薬での治療を行います。再発の場合は市販薬を使って自分で治すことも可能です。

    正しいケアで自信を持って

    トイレでの拭き方、下着選び、お風呂での洗い方……ちょっとした間違いが、デリケートゾーンにとっては大きな刺激になり、黒ずみやにおいを引き起こしているかもしれません。日々の何気ない習慣を見直して、正しいケアにシフトチェンジしましょう。

    気になって彼の前で自信を持てないというときには、クリニックに相談するのもアリ! 黒ずみやにおいなどのほか、外陰部の形などの悩みに対応する治療もあります。

    みつゆきみどり先生

    国立佐賀医科大学(現佐賀大学)医学部卒業。九州大学医学部附属病院第二外科、佐賀県立病院などで外科、救命救急、麻酔全般を習得後、美容外科でボディデザイン、婦人科形成手術などの症例を多く手がける。2009年には、アメリカにて、レーザーによって女性器を治療・改善するライセンスを取得。2010年、日本初の女性医師による美容婦人科クリニック「みどり美容クリニック・広尾」を開院。

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    image via Shutterstock

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