ベッドに入っても寝つけなかったり、夜中に何度も目を覚ましてしまう。だから自分は不眠症(病気)に違いない……。そう思っていませんか?
不眠症状の定義は下記のいずれかの症状が週3回以上あり、日中にも支障をきたしていて、さらにそれが3か月以上続いている場合に「不眠症」と診断されます。
不眠の症状とは?
寝つきが悪い 夜中に何度も目を覚ます 早朝に目が覚める 眠りが浅くて熟睡感がない支障とは、昼間に眠気や疲労感があったり、仕事に集中できない、意欲低下といった症状があることです。つまり、不眠症状があっても日中に元気に過ごせているなら、それは不眠症ではありません。
セミナーでそうお話すると、多くの人が「な〜んだ、そうだったんだ!」と安心し、気持ちも軽くなって不眠の悩みから解放されるようです。不眠症状があるからといって不眠症とは限らないことを、知っておきましょう。
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三橋美穂(みはし・みほ)
快眠セラピスト・睡眠環境プランナー。寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕はその人の頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど精通している。日本語版を監訳した『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(カール=ヨハン・エリーン、飛鳥新社)はシリーズ累計100万部を突破。NHK「あさイチ」など、テレビ番組の出演多数。
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