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去年使っていた日やけ止め、今年も使える? 化粧品保存の正しい方法
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去年使っていた日やけ止め、今年も使える? 化粧品保存の正しい方法

2019-08-06 23:00
    image via shutterstock

    MYLOHAS読者の、ニッチな美容のお悩みを解決する「ビューティ駆け込み寺」連載。

    今回は、「去年使っていた化粧品は今年も使える?」というお悩み。確かに気になりますよね。そもそも、化粧品の品質保持期限はどのくらいなのでしょうか?

    お答えいただいたのは、化粧品メーカーでの美容コンサルタントとして多方面で活躍する、ビューティサイエンティストの岡部美代治さんです。

    化粧品は、未開封なら基本的に3年間は安全

    Photo by Getty Images

    「化粧品は未開封の状態なら3年は品質が保たれています。そこを目指して各メーカーは商品を開発していますから、購入後に開封せず、普通に室内に保管しているものであれば、購入から3年は問題なく使えるはずです」(岡部さん)

    ただし、デリケートな処方のオーガニックコスメやナチュラルコスメの中には3年保たないものもあります。その場合は必ずパッケージにその旨が記載されているので確認してみましょう。

    Photo by Getty Images

    では、開封後はどうでしょうか?

    「水分などの蒸発や空気に触れて酸化などが起こりはじめるので、だいたいワンシーズンを目安に使いきるといいでしょう。

    スキンケアなどは、だいたいひと瓶2~3ヶ月で使い切るように設計されています」(岡部さん)

    日やけ止めやファンデーションなど、ワンシーズンで使い切れないものもありますよね。

    もし半分以上残っていたら、きっちりと蓋を閉め、冷暗所に保管しておきましょう。これなら来年も使えるかもしれません。

    「化粧品が劣化すると、だいたい変色・分離・異臭が起こります。

    匂いを嗅いでみて違和感があったり、肌につけたときに心地よいテクスチャーではなくなっていたら、それはもう変質してしまっていますので、廃棄するほうがいいでしょう

    そうでなければ使い続けて構いません」(岡部さん)

    化粧品を冷蔵保管する必要はなし!

    image via shutterstock

    化粧品の保管方法については、食品ほど神経質になる必要はなく、特定条件を避け、室内に保存しておけばまず問題はないそう。

    岡部さんが挙げる、保管のときに避けるべき要素は4つ。

    高温(40℃以上。車の中など) 光(直射日光の当たる場所、電球など光の当たる場所) 極端な温度差(5℃と氷点下40℃、など) 水の混入(バスルーム内で、緩んだキャップで放置するなど)

    品質保持を目的に冷蔵庫で保管する必要はありません。取り出しやすいところに保管して、ストレスなく使うことが大切です。

    もちろん、ひんやりと心地よいテクスチャーを楽しむ目的で冷やしておくのは問題ありません」(岡部さん)

    化粧品の正しい捨て方は?

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    変質してしまい、もう使えない化粧品はどのように廃棄するのが正しいのでしょうか?

    基本的には、化粧品の中身はすべて燃えるゴミです。スキンケアやリキッドファンデーションなどは、ビニール袋のなかに新聞紙を敷き、そこに流し込んで可燃ゴミとして出せば問題ありません。

    パウダーファンデーションや口紅、アイシャドウ、ペンシルなどもすべて燃えます。容器と中身を分けてから、容器は自治体の規定に従って分別廃棄しましょう」(岡部さん)

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    スプレー缶は、少し手間がかかります。中身を完全に使い切ってから捨てなければならないからです。おすすめは、トイレットペーパーを使うこと

    バケツにビニール袋をかぶせ、その中にトイレットペーパーを入れて、スプレーをトイレットペーパーに押し付けるようにエアゾールの中身を噴射します。

    押し付けることでスプレーの中身が飛散せず、1ロールで1Lほどの液体を吸収できますので、効率的です。これも燃えるゴミになります。必ず換気のよい屋外で行うようにしてください。

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    正しい保管方法・廃棄方法がわかると安心して化粧品と付き合えますね。「捨てどきがわからない……」などと悩むこともなくなるのではないでしょうか。

    使えるか迷ったときは、まず中身の状態を確認してみましょう!

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