悩んだ時は料理本を片手に
我が家は40代でタップダンサーの夫と、家事や育児、執筆といった家での仕事が多い50代女性の私、そして伸び盛りの小学生の娘の3人構成。
夫は肉好き、私は元ペスカトリアン(ベジタリアンの種類のひとつで、野菜やフルーツのほかに乳製品・卵・魚を食べる食事法)、そして娘は炭水化物が大好き。年齢や活動量、食の好み、その日の体調もそれぞれなので、それを全て考慮した献立を考えると時々何を作ったらいいか分からなくなって、夕方料理本を片手に悩むことも……。
人間に必要な栄養のバランスは年齢や性別が違っても基本的には同じようなのに、どうしてこんなに難しいんだろうと途方に暮れます。
そんな時は息抜きに外食に出かけることも。それぞれが好きなメニューをオーダーし、野菜料理を1~2点シェアすることが多いです。
我が家の献立を考える場合、バランスは大体ですが、タンパク質:野菜:炭水化物の割合は、3:4:3程でしょうか。
おかずを大皿に盛って各自で取り分けるようにすると、夫と娘は肉やお米などを多く食べがちなので、野菜料理を少し多めにしておくと、結果的にちょうどいいくらいのバランスになるのです。
そして、例えばサーモンの翌日は鶏肉や豆腐、そして豚肉といった感じで、同じ種類のタンパク質が重ならないように気を付けています。
野菜は緑黄色系を中心になるべく種類を多くして、お米もお刺身の日は白米、洋食の日は雑穀や豆を混ぜたり、和食には発芽玄米にしたりと、その時々の献立によって変えています。
加工食品は原料を確かめて
そして特に気をつけているのは加工食品です。麹や味噌を仕込んだり、ケチャップやマヨネーズなどを手作りすることもありますが、難しいときは原料をよく確かめて選ぶようにしています。
卵や乳製品は3人とも大好きなのですが、アレルギーなどが心配なので最近は少し控えめにしています。
そしてほとんど使わないのは砂糖でしょうか。たまに誕生日のケーキを焼く時などにブラウンシュガーを使うこともありますが、普段は、はちみつかメープルシュガーを週末のパンケーキにちょっとだけ、という感じです。
ひとり暮らしの時は、料理や食事が趣味といってもいいくらいでした。悩むことは皆無だったので、家族を持つと大変だなぁと思うことも時々ありますが、やはり誰かが食べてくれると思うと料理の作り甲斐があるので、おかげで私のメニューの幅も広がってきたように思います。
そして何と言ってもいちばん大切なのは、おいしく楽しいごはんだと言うことです! 今日も夕暮れの中、カゴを片手に買い出しに行き、アメリカの食材を物色しながら、今日もみんなのおいしい顔を思い浮かべる日々です。
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