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風邪をひいたら抗生物質を飲む? 飲まない?
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風邪をひいたら抗生物質を飲む? 飲まない?

2019-11-21 12:00
    風邪やインフルエンザが猛威をふるうこれからの季節。今年こそ「正しいケア」で撃退しましょう。絶対に風邪をひきたくない人へ、風邪対策の新常識を毎日ひとつずつお届けします。

    風邪をひいて病院へ行き、抗生物質を処方されたら要注意。抗生剤は「細菌」を殺す薬であり、「ウイルス」は退治できません。ウイルスを殺すのは「抗ウイルス剤」。風邪の原因の8割以上はウイルスですから、ほとんどの風邪に抗生剤は効かないのです。

    効かないどころか、抗生剤を使うと腸内細菌の善玉菌まで殺してしまい、さらに薬に負けじと細菌が強くなり、「耐性菌」まで出現してしまいます。体内で着実に細菌が強くなっていくのです。

    抗生剤が必要なのは、細菌性の咽頭炎や扁桃炎などの細菌感染症にかかったとき。あるいは風邪から二次的に細菌がのどの奥に入り込み、気管支炎や肺炎を起こしたときです。

    風邪=抗生剤というのは間違い。ウイルス性の風邪には「症状を緩和する風邪薬」が正解です。

    明日からは「治し方のウソ・ホントシリーズ」をご紹介します。

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    裴 英洙(はい えいしゅ)さん
    医師・医学博士、MBA。ハイズ株式会社代表取締役。1972年奈良県生まれ。金沢大学医学部卒業、金沢大学大学院医学研究科修了。金沢大学医学部卒業後、金沢大学第一外科(現・先進総合外科)に入局。その後、金沢大学大学院に入学し、外科病理学を専攻し医学博士を取得。さらに、病理専門医を取得し、市中病院にて病理医として病気の最終診断にかかわり、年間10000件以上の重大疾病の診断をこなす。また、医師として働きつつ慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應ビジネス・スクール)にて医療政策・病院経営の第一人者の田中滋教授に師事。同ビジネス・スクールを首席で修了。ビジネス・スクール在学中に医療機関再生コンサルティング会社を設立。多数の医療機関の経営支援、ヘルスケア企業の医学アドバイザー業務などに従事。現在も医師として臨床業務をこなしつつ、臨床の最前線からのニーズを医療機関経営に活かすハンズオン型支援を行なう。著書に『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』『一流の睡眠』(ともにダイヤモンド社)などがある。

    image via Shutterstock

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2019/11/201755acold21.html
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