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肩の痛みや不調を整える
下記のような肩の悩みを持つ人は、肩周りの筋肉が硬くなって伸縮しづらい状態になっている可能性が大。
こんな人は要チェック!
腕を上げると痛い 肩の動きが硬く、腕が上がりにくい(四十肩、五十肩) 頭を洗うときに肩が痛い 肩が痛くて着替えなどがしづらい 肩周りが疲れている肩を構成しているおもな筋肉は、棘上筋。肩甲下筋(けんこうかきん)・棘下筋(きょくかきん)・小円筋(しょうえんきん)、三角筋たち。ここでは、肩甲下筋・棘下筋・小円筋のコンディショニングをご紹介します。
1.肩の状態を確認
頭を触ったり、背中に手を回したりして、肩の動きのかたさや不快な感覚がないかを確認します。
肩の状態を確認
頭が触れない 肩が重く、張っている 背中を触れない 肩が痛い 動きに左右差がある2.「肩甲下筋・棘下筋・小円筋」をイメージ
肩の奥についている3つの筋肉。「肩甲下筋」は肩甲骨のおなか側。「棘下筋」と「小円筋」は肩甲骨の背中側についています。髪を洗うときなどに活躍します。
肩甲下筋・棘下筋・小円筋について
どんな筋肉?:肩の奥にある小さな筋肉群
どの骨についている?:肩甲骨と上腕骨につき、肩関節をまたいでいる
おもな働きは?:肩関節を回したり、安定させたりする
筋肉トラブルメモ
これらの筋肉にトラブルがあると、肩を回せなくなったり、肩に痛みや不快な症状が出やすくなったりするので要注意。
3.肩甲下筋・棘下筋・小円筋をゆるめる
【さわる】
脇の下から、肩甲骨を前後ではさむように。
【動かす】
筋肉を軽くつかんだまま、痛みがない範囲で腕をクルクル回します(10回程度)。このとき、ひじの位置を固定して回してください。
また、位置がわからない人は、腕を外に広げ、肩甲骨を外側に出すとつかみやすいです。
最後に、脱力+深呼吸を3回行いましょう。肩周辺がポカポカしたり、血液が流れる感覚を味わいます。
4.肩の変化を再確認
1.のときと比べて、動きの硬さや不快な感覚がどう変化したのかを確かめましょう。1.より軽くなっているなら、この3つの筋肉が凝っていた可能性があります。コンディショニングを1日3回行って、腕の動きをスムーズにしましょう。
肩の変化をチェック
頭は触りやすくなった? 背中に腕を回しやすくなった? 肩の痛みは軽くなった? 肩の重さやハリは前と比べてどう?次回は背中の痛みや不調を整えるコンディショニングをご紹介します。
肩を整える方法
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『世界一ゆる〜い! 解剖学的コンディショニング』(主婦と生活社)
筋肉をさわったり、動かしたりするだけで体の不調を整える方法が満載。簡単にできるメソッドはもちろん、道具を使わない点もうれしいところ。いつでもどこでもできるため、不調を感じたら即実践できます。理学療法士でありながらイラストレーターでもある著者の有川譲二さんによる「解剖学的」に体の中を見える化した解説で、日頃の不調を改善!