そこで思い出したいのが、管理栄養士のウィリアムズ早苗さんが教える「太りにくいおやつ」ランキング。これを守れば、ダイエットを台無しにしないでスイーツを楽しめそうですよ。
「太りにくいおやつ」ランキング
管理栄養士のウィリアムズ早苗さんによると、ダイエット中だからといって、おやつを我慢しすぎるのは考えもの。ストレスが溜まってしまい、その反動で暴飲暴食してしまうことがあるからです。
間食がすべて悪いわけではなく、太りにくいおやつもあるとウィリアムズさん。おすすめをランキング形式で紹介してくれました。
太りにくいおやつ3位: ダークチョコレート
「カカオマスに含まれているテオブロミンという成分には、精神をリラックスする作用がある(「Diet Plus」より引用)」と言われているそう。ダイエット中のストレス対策にもぴったりです。
太りにくいおやつ2位: ドライフルーツ
噛み応えがあるドライフルーツは満腹感がわきやすく、食物繊維が含まれていることもメリット。食べすぎはカロリーオーバーにつながりますが、適量なら優秀な間食です。
太りにくいおやつ1位: ヨーグルト
腸内環境をよくする乳酸菌や、元気な骨をつくるカルシウムは、ダイエット中に意識して摂りたい栄養のひとつ。両方が含まれ、かつ低カロリーなヨーグルトは、まさに「太らないおやつ」の代表格です。
ふつうのヨーグルトに飽きてきた人に、ウィリアムズさんがすすめるのが「水切りヨーグルト」。クリームチーズのように濃厚な食感になり、満足度をより高めてくれます。
ダイエット中に控えたいスイーツは?
いっぽう、ダイエット中に控えたいおやつもあります。
控えたいおやつ3位: ホワイトチョコレート
ホワイトチョコレートの原料はカカオバター、牛乳、砂糖。カカオポリフェノールが含まれるカカオマスが入っていないので、ダークチョコレートにくらべると栄養価が下がります。
控えたいおやつ2位:ドーナツ
小麦粉に砂糖を添加し、さらに油で揚げたドーナツは高カロリースイーツ。華やかなトッピングやコーティングもカロリーのもとです。
控えたいおやつ1位:デコレーションたっぷりのケーキ
こちらも「生クリームの量や、デコレーションが豪華なほど、カロリーがさらに高くなってきます(「Diet Plus」より引用)」とウィリアムズさん。デザートのケーキは目で楽しむか、控えめに味わうことにしたほうがよさそうですね。
「太らない間食」のポイント
「何を食べるか」だけではなく、他にも意識したいポイントがあります。
食べる時間帯に気をつけて
ひとつは、食べる時間帯に注意することです。
BMAL1(ビーマルワン)というたんぱく質が私たちの体内時計を調節しているのですが、これが分泌される事で、脂肪を溜め込む作用が起こります。起床後7〜9時間後はこのたんぱく質の分泌量が少なくなるため、午後2時から3時あたりが、おやつを食べるなら、一番太りにくいと言われています。
(「Diet Plus」より引用)
朝7時に起きる人は、ちょうど午後3時が“おやつタイム”。夕方に小腹が空く前に、軽く間食を摂っておくとよさそうです。
一緒に摂る飲み物も大切
そしてもうひとつは、「温かいノンカロリーの飲み物と一緒に食べる(「Diet Plus」より引用)」こと。温かい飲み物は空腹を落ち着かせ、おやつと交互にゆっくり味わうことで、より満腹感を高めてくれます。
深夜のおやつに要注意
最後にもうひとつ、年末年始は「深夜のおやつ」の誘惑に負けないことも重要。何を食べるかに加え、食べる時間や食べ方を意識することで、「太るかも……」というストレスをためずにスイーツを楽しむことができるはずです。
食べすぎはコントロールできます
ウィリアムズ早苗(ウィリアムズ・さなえ)さん
管理栄養士。大学卒業後、食品会社にてメニュー開発を経験。現在はオンラインでの栄養指導や、メディアでの執筆をおこなっている。私たちが抱える、食や健康に関しての問題点に注目し、解決の糸口となるようなお手伝いをすることをモットーにしている。
[Diet Plus]
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