世界でも最大規模を誇る市民マラソン「ロンドンマラソン」が、2013年4月21日に開催されます。
この大会で注目したいのが、チャリティ活動が行われるという事! スポンサーを付けて走るランナーを積極的に呼び込み、チャリティに寄付するという仕組みです。ランナーは自分が寄付をしたいと思う約95のチャリティ団体から最高で5つ選び、facebookやtwitter、emailを通じて募金を募り、チャリティ団体へ募金し、マラソンに参加できるのです。この他にも様々な形でチャリティイベントが行われています。
毎年4月に行われ、参加希望者は常に多く、高倍率の狭き門を突破したランナーは約4万人!オリンピックのメダリストも大勢参加し、プロのランナーから一般市民、仮装する人、車いすの人など参加者は様々です。コースにも大勢の市民が応援に押し寄せる大規模なイベントです。
Greenwich(グリーンウィッチ)からTower Bridge(タワーブリッジ)、 London Tower(ロンドンタワー)などを通り、ゴールであるBuckingham Palace(バッキンガム宮殿)へと42.195キロを走り抜けます。
第一回大会は1981年にオリンピック障害競走の元チャンピオンであり、スポーツジャーナリストのChristopher "Chris" Brasher(クリス・ブラッシャー)が創設し「市民のマラソン」を目指して行われました。
じつは、先日行われた東京マラソンでも「つなぐ」をコンセプトに2011年よりチャリティー活動が行われています。今年は「Run with Heart」というテーマのもと、ランナーが寄付したい団体を選んで募金を募り、10万円以上の寄付があれば大会に出場できるというチャリティランナー枠が設けられ(先着3000名、フルマラソンのみ)大成功しました。
集められた寄付金はなんと1億8千万円! ロンドンの600億円超にはまだまだ及びませんが、日本でも例えば湘南国際マラソン(2013年は11月3日開催予定)など他のマラソン大会でもチャリティランが採用されているように、今後もどんどん広がって行ったら良いなと思います。
(石井真代)