──BUSINESS INSIDER JAPANより転載
明るい話題が少ない中、アメリカではからっぽの水族館を探検するかわいらしいペンギンの姿が人々の心を温めている。
そのペンギンは、新型コロナウイルスのパンデミックで営業休止中のイリノイ州シカゴにあるシェッド水族館にいる。
ペンギンは今週、シロイルカの「カヤバック(Kayavak)」「マユアック(Mayuak)」赤ちゃんの「アニック(Annik)」に会いに行った。
ウェリントンを見つめるシロイルカ。 Shedd Aquariumシロイルカたちは特にイワトビペンギンの「ウェリントン(Wellington)」に興味をそそられたようだ。
ウェリントンに近付こうとする2頭のシロイルカたち。 Shedd Aquarium ウェリントンが気になって仕方ないシロイルカ。 Shedd Aquariumシロイルカたちがペンギンを見たのは、恐らくこれが初めてだろう。シロイルカは北半球の北極海に生息する一方、ペンギンはもともと南半球に生息している。
ペンギンのウェリントンから目が離せなくなったシロイルカたちは、水槽のガラスのすぐ近くまで近寄ってウェリントンを見つめていた。
Wellington, meet the belugas! This weekend, Wellington visited Kayavak, Mauyak and baby Annik, who were very curious about this little rockhopper. Belugas are northern hemisphere animals, so they would likely never see a penguin! pic.twitter.com/XrpF3BlKnu
— Shedd Aquarium (@shedd_aquarium) March 30, 2020
マゼランペンギンの「ティリー(Tilly)」と「カルメン(Carmen)」も、誰もいない水族館を歩き回り、初めてカヤバックと会った。
Time for a polar field trip! ❄️ Penguins Tilly and near-yearling Carmen came face to face with beluga Kayavak. Not all penguins live in super cold regions. Magellanic penguins like Tilly and Carmen are temperate-weather birds. pic.twitter.com/oDZUL1NIG1
— Shedd Aquarium (@shedd_aquarium) March 29, 2020
水族館のスタッフはからっぽの水族館を使って、動物たちをこれまでにないワクワクする方法で楽しませているようだ。
Shedd Aquarium「シカゴのシェッド水族館は一般公開されていないかもしれませんが、飼育スタッフや獣医たちは常に施設内にいます」と広報担当者はInsiderに語った。
「建物内にゲストがいないので、飼育員たちはどうやって動物たちを楽しませるか、想像力を働かせています。新しい経験や活動、食べ物などを提供することで、動物たちが活発に、探検したり、問題解決に挑戦したり、自然な行動を表現できるように努めています」
ペンギンたちの"遠足"を始めた当初、ウェリントンはイルカや「Amazon Rising」のコーナーを見に行き、明らかに魅了されたようだったという。
イルカに興味津々なウェリントン。 Shedd Aquarium「(ウェリントンは)ピラニアやメティニスといった淡水魚にとても興味を持ったようでした」
「魚たちもウェリントンに同じくらい興味を引かれたようで、"遠足"を楽しんでいるのはペンギンだけではないようです」
魚に興味津々なウェリントン。 Shedd Aquarium水族館はその後、ウェリントンには現在、遠足中に出会った「お気に入りの魚」がいることをソーシャルメディアで明かしている。
Where's Wellington?? Fun fact: Wellington had a "favorite fish" on his field trip through Amazon Rising! He seemed extra interested in the neon-colored cardinal tetras. pic.twitter.com/Jv4zCCPYzj
— Shedd Aquarium (@shedd_aquarium) March 24, 2020
イワトビペンギンのカップル「エドワード(Edward)」と「アニー(Annie)」は、水族館の大水槽を見に行った。
からっぽの水族館を探検するエドワードとアニー。 Shedd Aquariumこのカップルは案内所までチェックした。
案内所をチェックするエドワードとアニー。 Shedd Aquariumシェッド水族館では、ペンギンたちの様子やその数々の冒険について、ファンに情報を提供し続けている。ペンギンたちによる"ラッコの見学"もその1つだ。
Wellington meets the sea otters! Wellington the rockhopper continued his field trip around the aquarium by visiting the Shedd otter habitat. #WheresWellingtonWednesday (1/2) pic.twitter.com/VlEeDzSoIV
— Shedd Aquarium (@shedd_aquarium) March 18, 2020
Where's Wellington now? This little rockhopper took a tour of Shedd's Wild Reef...and he's not alone! A few of the Magellanic penguins that call Shedd home joined this penguin party, checking out this massive habitat. pic.twitter.com/NcKkOtGdPw
— Shedd Aquarium (@shedd_aquarium) March 21, 2020
投稿を通じて、水族館はペンギンに関する"学び"も提供している。例えば、たくさんのファンがいるウェリントンは、実は32歳だ —— これはイワトビペンギンの平均寿命の2倍だという。
Wellington meets the sea otters! Wellington the rockhopper continued his field trip around the aquarium by visiting the Shedd otter habitat. #WheresWellingtonWednesday (1/2) pic.twitter.com/VlEeDzSoIV
— Shedd Aquarium (@shedd_aquarium) March 18, 2020
There's so much for Bosco to see on his adventure in Underwater Beauty!
— Shedd Aquarium (@shedd_aquarium) March 27, 2020
Penguins like Bosco the rockhopper stand out with those bright yellow "eyebrow" crest feathers. During mating displays, rockhoppers shake their heads to make those long yellow plumes whirl. pic.twitter.com/ubiu5Z1R32
When in the water, penguins are powerhouses!
— Shedd Aquarium (@shedd_aquarium) March 25, 2020
Magellanic penguins are excellent long-distance swimmers. With their powerful wings, they can hit speeds of 15 mph. Monte explored the Polar Play Zone and stopped to watch Dolores and Mercedes swim. pic.twitter.com/dYiDhdGhNM
そして、からっぽの水族館を探検することが許されているのは、ペンギンたちだけではない。ヤマアラシの「タイソン(Tyson)」もペンギンたちに会いに行ったという。
The penguins aren’t the only animals taking field trips around the aquarium! Tyson the prehensile-tailed porcupine visited the penguin habitat while munching on a hard biscuit, which helps file down his constantly-growing teeth. pic.twitter.com/X2PpEHt1L3
— Shedd Aquarium (@shedd_aquarium) March 19, 2020
先行きは不透明でも、動物たちにとってはできる限り普段通りを維持することが重要だと、シェッド水族館の飼育員たちはInsiderに語っている。
「"お楽しみ"は、動物たちにとっては日々の生活の一部なので、わたしたちは動物たちの普段通りを維持しています。水族館内の遠足は、頻繁にはやらない"お楽しみ"ですが」
「営業を休止しても、動物たちに影響はありません。毎日のように見ている飼育員を動物たちは見ていますから」
苦しい状況が続く中、シェッド水族館では、水族館を支援したい人向けに、ペンギンを含め水族館の動物たちを象徴的に養子にするオプションも用意しているという。
水族館は営業休止中でも、飼育員たちは動物たちの世話をしている。 Shedd Aquariumシェッド水族館は3月13日から営業を休止している。
疲れた時は癒しが大切
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