最近アメリカでオーガニック系のレストランに入ると、必ずと言っていいほど「ケールサラダ」というメニューが載っています。ケールと言うと青汁の原料というイメージしかなく、苦くてまずいものだと認識していたのですが、実際に食べてみてびっくり! 生のケールはとってもおいしいんです!
美味しいうえに栄養満点のケール
アメリカのオーガニックスーパーにはいろんな種類のケールが並べられていてヘルシー志向の人々は、朝のスムージーに入れたり、サラダで食べたり、バターソテーにして食べたり、ポタージュスープにして飲んだりと日常生活の中にたくさんケールを取り入れています。
生で食べても調理してもおいしいケールは、野菜の王様とも呼ばれ、青汁の原料になるだけあって栄養も満点! β-カロチン、ビタミンA、B1、B2、Cなどのビタミンやたんぱく質、カルシウム、食物繊維、リン、カリウムなどといった豊富なミネラルが含まれていて、美肌効果や便秘解消が期待できます。 その栄養価の高さは他の食べ物と比べても一目瞭然です。
一目瞭然のケールの栄養価の高さ
・カルシウムは牛乳の約2倍
・ビタミンCはみかんの約2.5倍
・カロチンはトマトの約5倍
・ルティンはほうれん草の約2倍
・ビタミンEはピーマンの約3倍
ケールは濃い緑色をしていてややほろ苦く、葉の芯に歯ごたえがあるので、サラダにする場合は塩とオリーブオイルをふりかけてしばらく馴染ませてから、レモン汁とパルメザンチーズと一緒に和えて食べるのがおすすめです。また、ファーマーズマーケットに行くと必ず出会うのがケールチップスの店。これは自宅でも簡単にできて、おいしくて、栄養たっぷりで、おつまみにも大好評です!
ケールチップスの作り方
<材料>
ケールの葉:300g/塩:適量/オリーブオイル:大さじ1
<作り方>
(1)ケールの葉から芯の部分を切り取る
(2)水で洗ってペーパータオルで水気を拭き取ってから、適当な大きさにちぎる
(3)ちぎったケールをボウルに入れ、塩とオリーブオイルで和える
(4)ベーキングシートを敷いた耐熱皿の上にケールを並べ、180度のオーブンでカリッとするまで様子を見ながら約20ほど焼いたらできあがり!
日本では現在青汁用に栽培されているものがほとんどで、スーパーで見かけることはなかなかないかもしれませんが、インターネットを通じて生のケールを買うことはできるようです。アメリカでは大人気のケール。日本でももっと身近な存在になるといいと思います!
[参照元:青汁でメタボリック対策!]
photo by Thinkstock/Getty Images
(佐々木祐里)