毎日、当たり前のように会社へ行って仕事をしているけれど、果たして子供の頃の夢を叶えた人はどのくらいいるのでしょう。あるいは、今の仕事が自分のやりたいことだと、堂々と言える人はどのくらいいるのでしょう。
もし少しでも今の自分と理想の自分が違っていたら、何かしらの変化を起こすときなのかもしれません。そして、そんな気持ちを満たしてくれそうなプロジェクトがこの4月からスタートしました。そのコンセプトがこちら。
東京の真ん中に、新しい「まち」をつくります。
この場所は自由に仕事と関わることができる「まち」です。
これは、"ほしい未来"をつくるためのヒントを共有するウェブマガジンgreenz.jpを運営するグリーンズと、日本仕事百貨を運営するシゴトヒトが一緒になって始めたプロジェクトです。
「仕事と出会い、仕事を生む場所に」をコンセプトに始まったこのプロジェクト。どんなプロジェクトか簡単に説明すると、自分たちのまちをゼロからつくっていく、というシンプルなもの。最初は、仮想都市で始め、いずれリアルなまちづくりにしていくのだそう。そのまちの名前は「リトルトーキョー」。
先日リトルトーキョーの「まちづくり」の一歩となる第一回市議会が、渋谷ヒカリエで開催されました。平日の20時にも関わらず、100名もの参加者が集まり、その熱気に驚かされました。直接民主制をうたっているリトルトーキョーの市議会では、参加者5名が1組となり、自分たちのしたい仕事を話し合います。始めは仮想都市なので、ルールはなく、失敗もありません。とにかく、自分たちが本当にしたいことをとことん話し合います。
その結果出てきた仕事は「銭湯」「交務員」「リトルトーキョーBEER」「コーディネーターカフェ」といったアイディアたち。どれも誰かの役に立ち、誰かとつながるそんな仕事が多かったのが印象的でした。
第一回市議会は、やりたい仕事の発表でひとまず終了。第二回市議会はゴールデンウィーク前後に開催される予定。ちなみに、スタートは仮想都市ですが、実際に東京・虎ノ門に、最初は元々寿司屋さんだった一軒家と空き地、それに小さなビルを借りて、リトルトーキョーは徐々にリアルになっていくそう。第二回からはここがリトルトーキョーの本当の舞台。
リトルトーキョーは、自分が忘れていた純粋な夢を思い出させてくれる場でもあるし、同じ思いをもったモノ同士がつながることのできる場でもあります。リトルトーキョーが、リアルな街・東京で今後どうなっていくのか、目が離せません。
photo by Thinkstock/Getty Images
(マイロハス編集部/篠田)