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「隠れ高血糖」はまいたけで予防。医師・栄養士がすすめる食べ方
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「隠れ高血糖」はまいたけで予防。医師・栄養士がすすめる食べ方

2020-12-15 18:00
    コロナ禍の中にあった2020年、「リモートワークが増え最寄りの駅まですら歩かなくなった」「習慣だったジムでのワークアウトができなくなった」という人も多いのではないでしょうか?

    激変した生活スタイルの影響で、“隠れ高血糖”が増えていると言われています。隠れ高血糖とは、食後の短時間だけ正常範囲を超えて急激に血糖値が急上昇する症状のことで、さまざまな生活習慣病のリスクを高めるとされています。

    「外出自粛で運動不足だった方、生活のリズムが崩れ自律神経が乱れてしまった方も多く、コロナの影響で約7割の患者さんの血糖値が悪化しました。また、冬は血糖値が悪化傾向にありますので、厳冬予報の今季は特に注意が必要です」と、銀座泰江内科クリニック院長の泰江慎太郎先生は話します。

    「まいたけファースト」で血糖値をコントロール

    慢性的な運動不足やストレス過多など、血糖値コントロールが厳しい状況が続いていますが、「今すぐ始められる対策法がある」と泰江先生。

    食事の最初に食物繊維食材を食べて、糖質や脂質の吸収を遅くする「ベジファースト」。さらにこれを進化させた「まいたけファースト」が、血糖値抑制に効果的なのだとか。

    「まいたけには、血糖値の上昇を抑える栄養素の食物繊維が豊富です。また、α-グルカンという血糖降下作用があるといわれる成分や、インスリンの働きを良くするMX-フラクションなど、まいたけ特有の成分が含まれています。さらに、朝食にまいたけを食べると、朝食後だけでなく、昼食後の血糖値の急上昇を抑える“セカンドミール効果”があることが分かっているんです」と泰江先生。

    季節を問わず手軽に購入できるまいたけに、こんなにすごいパワーがあったとは驚きです。

    3分で作れる!おいしくてアレンジ豊富な「塩麹まいたけ」

    そこで、毎日の食事に取り入れやすいまいたけレシピを、日本糖尿病療養指導士であり、銀座泰江内科クリニック・管理栄養士の望月美希先生に教えてもらいました。

    おすすめは、『塩麹まいたけ』です。食物繊維が豊富なまいたけと発酵食品の塩麹、さらに腸内の潤滑油になるオリーブ油を和えるだけの簡単レシピ。スープやあんかけ、オムレツの具材など、和食・洋食を問わずアレンジしやすい優秀な一品です」

    塩麹まいたけの材料・作り方

    材料

    ・まいたけ 1パック(100g)
    ・塩麹 小さじ1
    ・おろししょうが 小さじ1/2
    ・オリーブ油 小さじ1/2
    ・白ごま 適量

    作り方

    1. まいたけは手で食べやすい大きさに割きます。
    2. 耐熱皿にまいたけをのせラップをし、600Wのレンジで2分温めます。
    3. 塩麹、おろししょうが、オリーブ油を合わせて、加熱したまいたけと和えます。
    4. 器に盛り、最後に好みで白ゴマをかけたら完成です。

    あんかけにアレンジしても。 スープの具材にもぴったり。

    血糖値上昇の要因「寒さ」「冷えによる自律神経の乱れ」「食べ過ぎ」「運動不足」が重なる、この冬。 隠れ高血糖を予防するために、「まいたけファースト」「塩麹まいたけ」の食習慣をスタートしてみては?

    身近な食材で生活習慣病の予防を

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    image via shutterstock

    雪国まいたけ

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2020/12/yukiguni-maitake.html
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