• このエントリーをはてなブックマークに追加
「糖質・たんぱく質・脂質の代謝」に必要な栄養素が全部ある野菜、カリフラワーのおいしい食べ方
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

「糖質・たんぱく質・脂質の代謝」に必要な栄養素が全部ある野菜、カリフラワーのおいしい食べ方

2021-12-11 18:00
    寒さが増し、風邪やインフルエンザなどの感染症が気になるこれからの季節。体の免疫機能を高めるために積極的に食べたいのが、栄養豊富なカリフラワーです。

    今回は管理栄養士、東京糖尿病療養指導士の酒井葉子さんが、カリフラワーの選び方、保存方法、下準備のコツを解説。簡単でおいしいレシピとあわせてご紹介します。

    粘膜、代謝、腸内環境まで整うカリフラワーの栄養パワー

    ブロッコリーの突然変異から生まれたというだけあって、栄養豊富なカリフラワービタミンCをはじめ、ビタミンB群葉酸などのビタミン類、カリウムカルシウムなどのミネラル、食物繊維などをバランスよく含んでいます。

    管理栄養士の酒井さんが注目するのは、これらの栄養素が持つ「体の免疫機能」を高める働きです。例えばビタミンCは、粘膜を健康に保つ作用があり、抗酸化作用も高い栄養素。カリフラワーのビタミンはゆでても損失量が少ないという特徴があるため、あたたかい料理との相性がよく、風邪予防に最適だといいます。

    さらに、ビタミンB群の働きも見逃せません。

    免疫力を高めるには、糖質、たんぱく質、脂質をバランスよく食べることが大切です。カリフラワーには、糖質、たんぱく質、脂質の代謝に欠かせない栄養素であるビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6が豊富に含まれています。

    (「Diet Plus」より引用)

    ビタミンCで粘膜を健康に保ち、ビタミンB群で代謝をアップ、食物繊維で腸内環境を整えてくれるカリフラワー。まさに冬の健康管理にぴったりの食材ですね。

    カリフラワーの選び方と保存法

    1年中お店で見かけるカリフラワーですが、旬を迎えるのは冬。雪のようなイメージそのままに、全体的に白く、身が引き締まったものがおすすめと酒井さん。

    カリフラワーは収穫後も成長するため、日が経つにつれ、過熟が進みだんだん隙間ができて色も褐変してきます。さらに水分が抜け、花蕾が徐々に軽くなります。ずっしり重みがあり、純白なものが新鮮なカリフラワーです。

    (「Diet Plus」より引用)

    カリフラワーは鮮度が命。買ってきたらラップに包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。20℃以上のところでは花蕾が開き、味が落ちてしまいます。

    おいしくゆでるコツは「酸味+小麦粉」

    生のカリフラワーはアクが強いため、おいしく食べるためには下準備も大切です。

    レモン汁を加えてゆでると、純白に仕上がります。カリフラワーのアクを吸着するために小麦粉を少量加えることもおすすめです。ゆであがったら、ざるに広げて冷ますことで、水っぽくならずに美味しくいただけます。

    (「Diet Plus」より引用)

    小麦粉はたくさん入れるとべとっとしてしまうため、入れすぎないように注意。小麦粉のデンプンがアクを吸着してくれるだけでなく、ふっくらとした食感に仕上がるというメリットもあるようです。

    カリフラワーを使ったおすすめレシピ3選

    カリフラワーというと温野菜やサラダのイメージがありますが、ひと手間加えるとよりおいしくなると酒井さん。おすすめの簡単レシピを3つ紹介してくれました。

    1.カリフラワーとコーンのカレーチーズ焼き<93kcal>

    淡泊な味わいのカリフラワーは、カレー粉やチーズといったコクのある食材との相性が抜群。約10分で簡単に作ることのできる、食べ応えのある副菜です。

    2.海老とカリフラワーのスパイス焼き<109kcal>

    カリフラワーをしっかり炒めて香ばしさを出すことで、スパイシーなガラムマサラとマッチ。焦げ目がつくくらいに焼き色をつけるのがコツだそう。

    3.サクサク!カリフラワーの焼きコロッケ<143kcal>

    高カロリーかつ高糖質なコロッケも、みじん切りにしたカリフラワーでカサ増しすればヘルシーに。揚げずに少量の油で焼くのもカロリーダウンのポイントです。

    体の免疫機能を高めるためには、栄養バランスを意識して、腸内環境を整えることが欠かせない、と酒井さん。もともと栄養バランスに優れたカリフラワーなら、ひと品加えるだけで免疫アップの働きが期待できます。ぜひ冬の食卓に加えてみてください。

    酒井葉子(さかい・ようこ)さん
    管理栄養士、東京糖尿病療養指導士。幼少期にアトピー性皮膚炎で悩み、体の内側から見直す必要性を感じて管理栄養士に。大学卒業後は、給食管理業務や医療機関での栄養指導に携わり、現在は保健指導やコラムの執筆に従事している。

    Diet Plus

    image via Shutterstock

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2021/12/cauliflower.html
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。