築100年以上の家に住むのが当たり前のイギリスでは、ヴィンテージの服をお洒落に着こなし、古いものを大切にする精神が脈々と受け継がれています。
誰かに愛された「古いもの」が持つ魅力
毎日何処かで何かしらの蚤の市が開催されていると言われる程、蚤の市はイギリスで日常的な風景のひとつになっています。そんな蚤の市で出会う、世界の何処かで誰かに愛されてきた「古いもの」はそれだけで美しく魅力的。自分好みのものを見つけた時にはうれしくて小躍りしたくなるほど。
日本でもそんな愛すべき世界中の「古いもの」が集まる蚤の市がありました! それが今週末に調布の東京オーヴァル京王閣で開催される「第3回東京蚤の市」です。
第1回東京蚤の市の様子
京都の木と根や、甲斐みのりさんの出店も!
主催する手紙社が厳選した日本全国の「古いもの」を扱う104店が参加し、アンティークや古道具、古本、家具などが集まります。フード系も20店参加し、ワークショップ等も開催され、ステージではライブやイベント等も行われる、盛りだくさんなイベント。
本当は内緒にしたいくらい大好きな京都のお店で、作家さんの器や木工製品などの日用道具を扱う「木と根」も参加します。店主の林さんがセレクトする器や雑貨を眺めながら、併設されているカフェスペースでお茶をするのは至福の時になるはず! 林さんは、お店で使っていた物やリメイクしたモノを用意して出店する予定で「京都のお店の雰囲気に近い感じ」を心がけてディスプレイされるとのことです。
「木と根」の器や雑貨たち ※イメージです
また、マイロハスでいつも可愛くて素敵な雑貨を紹介している文筆家の甲斐みのりさんも出店! 甲斐さんオリジナルのセンスを間近で感じられると思うと、ワクワクしてきます。
そして、数々のワークショップにも興味津々です! モノクロフィルムの現像を体験できるワークショップや、8ミリビデオで自作のアニメーションを制作できるワークショップは、デジタル化で触れる事のなくなってしまった「古いもの」を知る良い機会となりそうです。
さらに会場では、活版印刷に魅了されたクリエイターが集う「東京活版展」も同時開催。最近じわりと人気を集めている活版印刷ですが、全国20店もの活版印刷に携わる人が集結するのは他には無い規模です。「古い」印刷方法である活版印刷の魅力は実際に触って、見て初めて伝わる美しさ。一度見たら、その魅力の虜になります。
新緑の今の季節、気持ちの良い今週末は、魅力満載の「第3回東京蚤の市」へGOです! 愛すべき「古いもの」との良き出会いがありますように!
[第3回東京蚤の市]
日程:2013年5月25日(土)、26日(日)
時間:11:00〜17:00
場所:東京オーヴァル京王閣
住所:東京都調布市多摩川4-31-1
入場料:300円(小学生までは無料)
※ワークショップは、予約が必要なものもありますのでホームページをご確認ください。
(石井真代)